マドレーヌ  Madeleine  
 原題:マドレーヌ 마들렌 (マドゥルレン) <2003>

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マドレーヌ

<明け方を走る人々>という小説を準備する国文科生ジソク(チョ・インソン)。 小説のために明け方の 新聞配達を始める。そ して春が終ろうとする頃、偶然にも中学校の同窓ヒジン(シン・ミナ)と思いがけなく再会する。幼い時期からヘアデザイナーが夢だった彼女は、美しくしっか りした20代に成長 していた。

彼女と会う偶然が度重なったある日、ヒジンが<1月間の恋愛>を提案する。「100%お互いに正直でいること、一ヶ月が終わらないうちには何が あっても別れ話を しないこと、一ヶ月が経ったら格好良く別れること。どう?おもしろいでしょ?」。うろたえるジソク。そんな彼を見て微笑むヒジン。

あらゆるモノを真剣に熟 慮するジソクと、あらゆるモノがひたすら愉快なヒジンは、共通点が全くない共感0%のカップル。時間を共有しながら、ジソクの隠されたいたずらっ子少年の ような純粋さと、皆に温かく気遣うヒジンの繊細な思慮深さが明らかになる。そして二人の恋愛は、一日一日が予想以上の幸福に包まれていく。

しかし、ジソク の初恋の相手ソンヘ(パク・チョンア)が現れ、二人の関係は微妙に揺れる。そして、弱り目にたたり目。ヒジンは途方もない選択の瞬間を迎えることになる。

【予告編】

監督 パク・クァンチュン <1998>ソ ウル・カーディアンズ 退魔録、<2002>マド レーヌ、<2005>恋の潜伏捜査
<2008>う ちの学校のET

出演

シン・ミナ

<2001>火 山高、<2002>マ ドレーヌ、<2005>甘い人生、 <2005>野獣と美女
<2005>サッド・ムービー、<2008>最強☆彼女(制作2006年)、<2008>GO GO 70s
<2009>キッチン~3人のレシピ~、<2009> 今、このままがいいです、<2009>10億、
<2010>敵と共に寝る
チョ・インソ ン(趙寅成) 出演作品一覧

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【レビュー&ネタバレ】
かなり無駄ばかりの、監督の自己 満足作品。
こんな映画に相当なお金がかかっているようで・・・・・・・・・・
こんなのいらんがなー!と思うようなコンピューターゲームのキャラクターが出てきたり、
こんなもののためにお金をかけ、そう笑えもしないシーンに時間まで割いて・・・
コンピューターゲームだって、既成のものではないはずだから、
あのCGたちも作ったでしょうし、
本当に映画監督って蹴飛ばしてやりたくなるほどの愚か者。
権限を使って経費を湯水のように無駄遣いする無能政治家や会社員と同じじゃないの。

人気女性グループのパク・チョンアが、チョ・インソンの初恋の相手であり、
チョ・インソンに想いを寄せる中学時代の同級生役で出演してますが、
監督がパク・チョンアのファンなのか、パク・チョンア目当ての観客の獲得のためなのか、
彼女の歌のシーンもやたら多いのです。

チョ・インソンは「シナリオを初めて見て髪の毛が逆立つほどビビッときた」と、
「まさに僕の映画だ」と言ったそうですが、
どのへんが・・・・?なのでしょう・・・・・・・・・・・・うーむ・・・・・
このシナリオは、実は初めからチョ・インソンとシン・ミナを念頭に置いて書かれたそうなのですが・・・
チョ・インソンはちょっとワガママで子供っぽい役が多いですけれど、
こういう純情で真面目、誠実な男の方が、本人に近いということなのでしょうか?
mocaは、いつものチャラ男っぽい幼稚な男が地に近いかと思っておりましたが・・・・・・・・

チョ・インソン演じるジソクは、’この人となら幸せになれそう・・・’と思わせる人。
優しくて、誠実で・・・何でも受け止めてくれる人。
けど、こういう男は実は優柔不断男で、浮気とかしやすそうよね。
現に、初恋の相手ソンヘに気があるそぶりをされ’彼女はいない’なんて言っちゃってるし。
髪の長いチョ・インソンはちょっとキモいアキバ系で必見かも(笑)

シン・ミナ演じるヒジンは、どこに魅力があるのか?
清らかで純情なキャラクター?
皆に温かく気遣うヒジンの繊細な思慮深さ?
どこがよー
皆に温かく気遣うのは、ヒジンの友達ユジョンのことでしょー
ヒジンには、まったく魅力を感じなくて・・・
自由奔放で、男好きで、真面目な男を惑わせることを楽しむような女にしか見えない・・・
しかも、優しいジソクにだけ強気になれるようなところが嫌い。
ヒジンに何の魅力もないのも、この映画がコケた敗因の一つだと思いますが?
シン・ミナちゃんは可愛いのだけれどね。
まだちょっと、可愛らしい演技に慣れないのか、不自然な感じがするけれど、
やっぱりキュートだわ。
ヒジンがある決意をし、ジソクへの愛を感じる決断をした時に初めてヒジンに魅力を感じたわ。
普通なら、ジソクへ隠したまま何とか収めようとするでしょうに、
キッパリとジソクへ告白するところが潔くて清々しいわ。
最初は、ジソクが優しいから、’きっと受け止めてくれる’と期待して甘えているのか?
と思えて不快だったけど、そうじゃないようだし。
けど、mocaは、ユジョンの方がずっと好きだわ。
ヒジンとソンヘを比べても、ソンヘの方が好き。

火山高でも、シン・ミナと共演したキム・スロが
菓子職人を目指しながら牛乳配達をしているマノ役で出演しているのだけれど、
なんだかもう、こんな平凡で純朴な役は最初で最後じゃない???
キム・スロの笑顔の可愛いこと、可愛いこと。
キム・スロの別の一面を見られるわ。
映画のタイトルとなる’マドレーヌ’を作ったのが、マノ。
ジソクとヒジンと三人で夜明けを見ながらマドレーヌを食べ、
巨大マドレーヌをジソクに残して旅立って行く。

シン・ミナの母は、<バリでの出来事>のソ・ジソプの母イ・ミヨン。T-araの ボラムの実母。
シン・ミナの元カレはハ・ジョンウ
シン・ミナの子役は、ドラマ<ピアノ>で、キム・ハヌルの子役を演じたカン・ボギョン。
パク・チョンアの子役は、アイスケーキで、チン・ グの妹を演じたハム・ウンジョン。
カン・ボギョンはチョ・インソンとの共演は二度目となるわけだけれど、
この映画も、ドラマも、子役だから直接の接点はなかったのかしら?
ハム・ウンジョンは、たった2~3年の間に大きくなったわよねぇ。


この映画は少しも面白くないのですが、ちょっと気に入ってます。
冒頭の映像が美しい!
↑の映像でもご覧いただけますが、こういう映像が好きなのです。
ロケ地にも行ってみたくなる映画です。
三人でマドレーヌを食べる橋などは、行きたくて仕方ありません(笑)
高麗大学のキャンパスも美しいわ。

軽い明るいラブストーリーに見えるけど、実は重くてリアルな問題提議作だったりします。
重すぎず、優しい感じの漂う映画ですが。


ストーリーとしては、偶然再会した中学の同級生ヒジンにジソクは
’一ヶ月だけの恋人契約’を提案され、
ヒジンの有無言わさない押しの強さに負けてしまう。
’恋人’というよりも、’友達’のようなままデートを続ける二人。
そんな時、ジソクの元に初恋の相手ソンヘからメールが届き、
近々同窓会があるから来てと言われ、ヒジンも誘って出かけるジソク。
ジソクはソンヘに’彼女いるの?’と聞かれ、思わず’いない’と答えてしまう。
そのことを知ったヒジンはショックを受ける。
その上、ソンヘの初恋の相手はジソクだということを知る。
ヒジンはジソクと距離を置くが、そんな時に思いもよらぬことが起きてしまう。


↓結末↓


ヒジンは、ジソクと出会う前に別れたジュノの子供を妊娠していることに気づく。
ヒジンはジソクに別れを告げる。
妊娠しているからと。
ジソクは、’一ヶ月が経たないうちに別れを切り出さない’という約束を持ち出し、
中絶するヒジンに付き添って一緒に釜山まで行く。
’つきあってるんだから、優しくするのは当然だ’と。
ヒジンは、ジソクに’ソンヘの初恋の相手はジソクだ’と告げ去って行く。
ヒジンは、手術の途中で病院を抜け出してしまう。
’やっぱり産む’
ヒジンはそう決意する。
けれど、雨に濡れたヒジンは具合が悪くなり、ジソクに助けを求めてしまう。
雨の中倒れたヒジンは、流産してしまう。

ある日、ヒジンはハっとする。
いつかジソクが言っていた’間接ファーストキス’の相手はソンヘではなく、
ソンヘのノートにキスマークをつけた自分だったことを思い出す。
ヒジンの働く美容室を訪れたジソクは、’俺たちやり直そう’と告げる。


END

最後のユジョンの結婚式はいいわー
シン・ミナとチョ・インソンの笑顔も最高。





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