チョン・ウソン in 千年愛 -クミホ- The Fox with 9 Tails |
原題:クミホ(九尾狐) 구미호(クミホ) <1994> |
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監督 | パク・ホンス(朴憲洙) | <1994>ク
ミホ(九尾狐)、<1996>真の男、<1999>チュ・ノミョンベーカリー、 <2004>あぶない奴ら~TWO GUYS~ |
出演 |
チョン・ウソ ン |
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コ・ソヨン |
<1994>ク
ミホ(九尾狐)、<1997>ビー
ト、<1998>陽が西から昇ったら、 <1999>恋風恋歌、 |
【レビュー&ネタバレ】 |
タイトルに、’チョン・ウソン’
と、俳優名を持ってきたり、 ’千年愛’だなんて、いかにも純愛っぽい言葉を持ってきたりと、売るのに必死ですわね。 中身で勝負できない証拠です。 なんせ、1994年の作品ですからね。 古いし、レベルは低いし、陳腐で笑っちゃう。 チョン・ウソンやコ・ソヨンのファンでなければ、観る価値はないでしょう。 1999年頃の作品がようやく’韓流’としての味が出てくる頃で、 それ以前の作品は目当ての俳優目的でなければ、わざわざ観なくても................. この映画は、SFファンタジーといった感じで、当時では、このSFXも高度だったのでしょうか。 あまりにも子供騙しですので、観なかったことに。 ’クミホ(九尾狐)’というのは、韓国では有名な伝説の妖怪です。 九尾狐を題材にした映画には、九尾狐家族があります。 なぜ、国によって存在する妖怪が異なるのか不思議。 この映画は、その九尾狐の伝説を現代に置き換えたラブ・ファンタジー(ホラーちっく)です。 日本にも、いくらでも転がっていそうな物語。 まさに、自己犠牲愛。 ですが、泣けません。 せつない話のはずですが、安っぽいのよ。 クサすぎるんですってば。 1994年当時でしたら観る価値もあったのかもしれませんが、 主演二人のファン以外は観る価値はないでしょう。 moca的には、冒頭でクォン・ヘヒョが出ているので、満足です。 若い、若い。とはいっても、20代後半ですが.... ちょっと楽しめます。 そして、興信所の男、キム。 ドラマ<彼女はボス>の神父を演じたイ・グニ。 どーゆーわけか、出演作がほとんどなし。 すごく味のある人なのに、なぜー 主人公二人は........... <1997>ビート、<1999>ラブ 最愛の人 3作も共演してるんですよね。ちょっと多すぎ。 なんだか、イメージが重なりそうですが、ちゃんと演じ分けられているのでしょうか。 チョン・ウソンは....... この作品が俳優デビューとなるわけですが(クミホのオーディションを受けた) まだまだポッチャリしていて、垢抜けません。 コ・ソヨンといえば、韓国では一世を風靡した美人の代名詞ですが............ 若い頃のコ・ソヨンを見ても、その言葉が理解できないです........... 要するに、思いっきりmoca好みではないってことですが。 この映画のコ・ソヨンが美しくてたまらないという方もいるのですから。 面白いものだわ。 この映画を観る前に、あらすじを読むことは必須です。 だって、大事なことが映画では説明されてませんからー。 いや、逆に混乱するか? 心から愛せる男性と出会って100日目で交 われば(性交/笑)、人間に なれる。 映画の中では、使者の言葉’男の精気を吸って人間になる’としか説明がない。 一般的なクミホ伝説でも、クミホは人間の精気を吸いつくす妖怪として知られており、 この100日目の性交は、この映画のオリジナル? この性交について、映画では詳しく語られないので、ラストがいまいち理解しにくいですわよ。 知ったら知ったで、「なんでー!!」と、叫びたくなるかもしれませんが.....................(- - ;; それは、最期の方にご説明。 ストーリーは......... 母親に捨てられた孤独な男ヒョギと、美女に化けた妖怪クミホであるハラが出会う。 喧嘩で刺されたヒョギの傷を、不思議なパワーで治癒して男を助けるハラ。 (けど、助けたのに森に放置) ある日、街中でヒョギは自分を助けてくれたハラを見かけ、礼を言うが、 ハラは人違いだと答える。 動物の肉を貪る度に悲しくなり泣き叫ぶハラ。 人間になりたい......... がしかし、そんなハラの心中を知ったエンマ大王は、人間界に使者を送る。 地獄に連れ帰れ、それができなければ、殺せと。 しかし、使者69号はただの帳簿係。96号と誤って送られてしまったのだ。 泣く泣く使命を果たそうとする使者。 使者は自分に惚れた巫女ミニの助けを借りながら、ハラを尾行する。 タクシー運転手のヒョギは、強盗に遭い山中で投げ出される。 そこへ通りかかったハラにまたもや救われ、二人は愛し合うようになる。 しかし、ハラはヒョギを愛したことなど一度もないと言い放つ。 ベッドで抱き合いながら、ハラは不思議な青い玉をヒョギの体の上で転がすが、 その度にヒョギは深い快楽を味わう。 しかし、その玉は相手の精気を吸い取る玉だった。 そのことを使者から知らされたヒョギはショックを受ける。 その玉で精気を吸い取り、ハラは人間になろうとしているのだと、使者はヒョギに教える。 精気を吸い取られれば、命はない。 苦悩するヒョギ。 ↓ 注意。結末まで ネタバレ↓ 使者が自分の邪魔をしようとしていることを知ったハラは、使者と対決する。 巫女ミニの護符により、ハラは深い傷を負い、化けの皮がはがれかかる。 そんなハラをヒョギは抱き上げ、家へと連れ帰る。 ヒョギの深い愛を感じるハラ。 ハラはヒョギを受け入れる。 しかし、ハラは狐の姿に戻り、死んでしまう。 END 最期がよくわかりません。 100日前に交わると死んでしまうの??? だったら、そんなキケ ンを犯してSexしなくて も............ 100日目になれば正々堂々とできるんだもの、ヒョギに説明すればいいじゃない。 ハラも人間になれて、二人は何の障害もなく愛し合えるのだもの。 そりゃ、喜んで100日目まで待ちますわな。 それとも、ミニから受けた傷が致命傷で、最期だからと、受け入れたの??? ’心から愛せる男性と出会って100日目で交われば、人間に なれる’ という話自体も劇中できちんと説明がなく、 使者の’玉で精気を吸い取る’の話ばかりが頭に残って...... この精気を吸い取って人間に ..... なら話もわかるのよね。 ヒョギを愛しているから殺せず、自分を犠牲にしてしまう......... いや、人間になれないだけで死にはしないわよね? 1000年が寿命なわけじゃないものね? あれー ほんとに、なんなのさー |
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