チョン・ウソン in 千年愛 -クミホ-  The Fox with 9 Tails 
 原題:クミホ(九尾狐) 구미호(クミホ) <1994>

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クミホ(九尾狐)

999年生き続けてきた、九つの尾を持つ幻の狐・クミホ(九尾狐)は、変幻自在 に絶世の美女に化けて 男を惑わし、精気を吸い尽くす魔物。人間界で残された時間は、あと1年。しかし、心から愛し合える男性と出会い、100日目に交われば人間に生まれ変わる ことができる。

九尾狐のハラ(コ・ソヨン)は、ある夜、チンピラと喧嘩して刺されたヒョギ(チョン・ウソン)を助け、2人は愛し合うようになる。その頃、 地獄では、人間に生まれ変わろうとしているハラを人間界から連れ戻すために使者が送られた。しかし手違いから、頼りない使者69号(トッコ・ヨンジェ) が人間界に送られてしまった。使者69号は、ハラを地獄へ連れ戻すことができるのだろうか。

監督 パク・ホンス(朴憲洙) <1994>ク ミホ(九尾狐)、<1996>真の男、<1999>チュ・ノミョンベーカリー、
<2004>あぶない奴ら~TWO GUYS~

出演

チョン・ウソ ン

出演作品一覧

コ・ソヨン

<1994>ク ミホ(九尾狐)、<1997>ビー ト、<1998>陽が西から昇ったら、 <1999>恋風恋歌
<1999>ラブ 最愛の人、<2001>エンジェル・スノー、<2003>二 重スパイ、 <2006>アパートメント
<2007>お姉さんが行く

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【レビュー&ネタバレ】
タイトルに、’チョン・ウソン’ と、俳優名を持ってきたり、
’千年愛’だなんて、いかにも純愛っぽい言葉を持ってきたりと、売るのに必死ですわね。
中身で勝負できない証拠です。
なんせ、1994年の作品ですからね。
古いし、レベルは低いし、陳腐で笑っちゃう。
チョン・ウソンやコ・ソヨンのファンでなければ、観る価値はないでしょう。
1999年頃の作品がようやく’韓流’としての味が出てくる頃で、
それ以前の作品は目当ての俳優目的でなければ、わざわざ観なくても.................

この映画は、SFファンタジーといった感じで、当時では、このSFXも高度だったのでしょうか。
あまりにも子供騙しですので、観なかったことに。

’クミホ(九尾狐)’というのは、韓国では有名な伝説の妖怪です。
九尾狐を題材にした映画には、九尾狐家族があります。
なぜ、国によって存在する妖怪が異なるのか不思議。
この映画は、その九尾狐の伝説を現代に置き換えたラブ・ファンタジー(ホラーちっく)です。
日本にも、いくらでも転がっていそうな物語。
まさに、自己犠牲愛。
ですが、泣けません。
せつない話のはずですが、安っぽいのよ。
クサすぎるんですってば。
1994年当時でしたら観る価値もあったのかもしれませんが、
主演二人のファン以外は観る価値はないでしょう。
moca的には、冒頭でクォン・ヘヒョが出ているので、満足です。
若い、若い。とはいっても、20代後半ですが....
ちょっと楽しめます。
そして、興信所の男、キム。
ドラマ<彼女はボス>の神父を演じたイ・グニ。
どーゆーわけか、出演作がほとんどなし。
すごく味のある人なのに、なぜー

主人公二人は...........
<1997>ビート、<1999>ラブ 最愛の人
3作も共演してるんですよね。ちょっと多すぎ。
なんだか、イメージが重なりそうですが、ちゃんと演じ分けられているのでしょうか。
チョン・ウソンは.......
この作品が俳優デビューとなるわけですが(クミホのオーディションを受けた)
まだまだポッチャリしていて、垢抜けません。
コ・ソヨンといえば、韓国では一世を風靡した美人の代名詞ですが............
若い頃のコ・ソヨンを見ても、その言葉が理解できないです...........
要するに、思いっきりmoca好みではないってことですが。
この映画のコ・ソヨンが美しくてたまらないという方もいるのですから。
面白いものだわ。

この映画を観る前に、あらすじを読むことは必須です。
だって、大事なことが映画では説明されてませんからー。
いや、逆に混乱するか?

心から愛せる男性と出会って100日目で交 われば(性交/笑)、人間に なれる。

映画の中では、使者の言葉’男の精気を吸って人間になる’としか説明がない。
一般的なクミホ伝説でも、クミホは人間の精気を吸いつくす妖怪として知られており、
この100日目の性交は、この映画のオリジナル?
この性交について、映画では詳しく語られないので、ラストがいまいち理解しにくいですわよ。
知ったら知ったで、「なんでー!!」と、叫びたくなるかもしれませんが.....................(- - ;;
それは、最期の方にご説明。

ストーリーは.........
母親に捨てられた孤独な男ヒョギと、美女に化けた妖怪クミホであるハラが出会う。
喧嘩で刺されたヒョギの傷を、不思議なパワーで治癒して男を助けるハラ。
(けど、助けたのに森に放置)
ある日、街中でヒョギは自分を助けてくれたハラを見かけ、礼を言うが、
ハラは人違いだと答える。

動物の肉を貪る度に悲しくなり泣き叫ぶハラ。
人間になりたい.........
がしかし、そんなハラの心中を知ったエンマ大王は、人間界に使者を送る。
地獄に連れ帰れ、それができなければ、殺せと。
しかし、使者69号はただの帳簿係。96号と誤って送られてしまったのだ。
泣く泣く使命を果たそうとする使者。
使者は自分に惚れた巫女ミニの助けを借りながら、ハラを尾行する。

タクシー運転手のヒョギは、強盗に遭い山中で投げ出される。
そこへ通りかかったハラにまたもや救われ、二人は愛し合うようになる。
しかし、ハラはヒョギを愛したことなど一度もないと言い放つ。

ベッドで抱き合いながら、ハラは不思議な青い玉をヒョギの体の上で転がすが、
その度にヒョギは深い快楽を味わう。
しかし、その玉は相手の精気を吸い取る玉だった。
そのことを使者から知らされたヒョギはショックを受ける。
その玉で精気を吸い取り、ハラは人間になろうとしているのだと、使者はヒョギに教える。
精気を吸い取られれば、命はない。
苦悩するヒョギ。

↓ 注意。結末まで ネタバレ↓


使者が自分の邪魔をしようとしていることを知ったハラは、使者と対決する。
巫女ミニの護符により、ハラは深い傷を負い、化けの皮がはがれかかる。
そんなハラをヒョギは抱き上げ、家へと連れ帰る。
ヒョギの深い愛を感じるハラ。
ハラはヒョギを受け入れる。
しかし、ハラは狐の姿に戻り、死んでしまう。

END

最期がよくわかりません。
100日前に交わると死んでしまうの???
だったら、そんなキケ ンを犯してSexしなくて も............
100日目になれば正々堂々とできるんだもの、ヒョギに説明すればいいじゃない。
ハラも人間になれて、二人は何の障害もなく愛し合えるのだもの。
そりゃ、喜んで100日目まで待ちますわな。
それとも、ミニから受けた傷が致命傷で、最期だからと、受け入れたの???
’心から愛せる男性と出会って100日目で交われば、人間に なれる’
という話自体も劇中できちんと説明がなく、
使者の’玉で精気を吸い取る’の話ばかりが頭に残って......
この精気を吸い取って人間に ..... なら話もわかるのよね。
ヒョギを愛しているから殺せず、自分を犠牲にしてしまう.........
いや、人間になれないだけで死にはしないわよね?
1000年が寿命なわけじゃないものね?
あれー ほんとに、なんなのさー





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