ブラッディ・ミッション Death Bell |
原題: コ死 : 血の中間考査 고死 : 피의 중간고사 (コサ : ピエ チュンガンコサ)<2008> |
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監督 | チャン・ガムドク | <2008>ブ ラッディ・ミッション |
出演 |
イ・ボムス (李凡秀) | 出演作品一覧 |
ユン・ジョンヒ(尹晶喜) |
<2008>ブ ラッディ・ミッション |
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ナム・ギュリ(南圭麗) |
<2008>ブ ラッディ・ミッション 、<2009>悲しみよりもっと悲しい物語(特 別出演) |
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キム・ボム |
出演作品一覧 |
アイスケーキなどに出演し、女優として活 動していたハム・ウンジョン。 T-araのメンバーになって いるとは知りませんでした~ ビックリ! 学年主任イ・ジヨン役のコン・ジョンファン。絶対の愛に出てま したねー。ようやく「名前のある」配役に。 |
【レビュー&ネタバレ】 |
2008年8月韓国公開。観客動員数は、約164万人。 このヒットを受けて、2010年夏に「コ死 2番目の話:教育実習生」が公開されることが決定。 ヒットの目安は、ホラーの場合は動員数100万人だ。 これは、損益分岐点を基準にしている。 ホラーは、比較的低予算で制作できるので、他の映画よりもヒットの基準が低いことになる。 この映画も、制作費は約13億ウォンと低予算で制作。 損益分岐点は92万人。 92万人を大幅に超えるヒットとなり、イ・ボムスにはボーナスとして、1億ウォンのベンツが支給された。 それというのもイ・ボムスは、自らのギャラを1億ウォン以下に引き下げ、 制作費の中で俳優出演料が占める割合を引き下げ、映画会社の収益構造を円滑にさせたのだ。 夏といえば、韓国はホラー映画が毎年真っ盛り。 低予算で制作でき、観客もそれなりに見込めるからだ。 しかし、2008年の夏のホラーは、このコ死:死の中間考査のみ。(スリラーなどはありますが) それは、2007年のホラー映画の惨敗を受けて。 2007年の韓国ホラーはこんな感じ 極楽島殺人事件 - 約220万人 宮女 クンニョ - 約130万人 解剖学教室 - 約58万人 1942 奇談 - 約50万人 伝説の故郷 - 約37万人 二人だ - 約15万人 ムイ - 約11万人 ヒットの基準100万人を超えたのは、わずか2本。 観客も、ホラーにも中身を求めるようになった結果なのだろう。 このコ死:死の中間考査は、富川映画際で一足早く公開され、そこで大絶賛された作品。 今までのコリアン・ホラーを覆すような名作。 mocaは、コリアン・ホラーはイマイチ好きではありません。 それは、内容が破綻しているから。 ミステリー好きのmocaとしては、怪奇現象だけで恐怖心を煽るだけで、 謎解きなどは論外のコリアン・ホラーは、性に合わないのでございます。 しかし、このコ死:死の中間考査は、スッキリと終わらせてくれ、大満足。 しかも、ラストの構成が素晴らしい! ツッコミどころは満載でも、このラストの素晴らしさに全てを忘れさせられます。 爽快。圧巻です。 その上、エンドロールが型破り! このエンドロールにヤラれましたねぇ。ぜひ、観て欲しい。 この斬新さに度肝を抜かれることでしょう。 でも、ラストとエンドロールだけだったり....? ホラー好きでなければ敢えて勧めませんし、 逆にホラー好きであれば、物足りないかもしれないですね。 4月25日に「ブラッディ・ミッション」として発売とされておりますが、 もう1週間程度しかないのに、どこのショップも受付開始してませんねぇ.... ただ、4月25日に、「キム・ボム スペシャル上映会」の開催が決定しており、 そこで、映画の上映だけでなく、この発売ホヤホヤの「ブラッディ・ミッション」もプレゼントされると.... なので、DVD発売はされるのだと思いますがぁ.... 一応、4/28に発売されました。 ただ、販売元のブロコリで直接通販で購入するしかないようです。 調べた感じでは、レンタルもされてません。 笑ったのが... 主演はイ・ボムスなのに、パッケージを見る限りキム・ボムが主演にしか思えない(笑) http://shop.brokore.com/php/index.php?sCmd=detail&nSeq=2917 しかし、なんでこんなドコにでも転がっているようなタイトルにしちゃったんでしょうねぇ........... 原題は、ひねりがあって最高なのに。 この映画の制作は、Mnet Media(엠넷 미디어)の傘下、コア・コンテンツ・メディア(코어 콘텐츠 미디어) イ・ボムスも、ナム・ギュリも、 所属事務所制作の映画だったわけですね。 イ・ボムスは所属事務所が制作する映画に対して負担を感じていたが、 監督とシナリ オへの信頼で出演を決定したそうです。 この映画は、監督もシナリオも素晴らしいと思います。 監督も、テンポよい展開になるよう、不要なシーンはどんどんカットしてますし。 やはり編集のうまい監督は、面白い映画を作りますね。 そのカットされたシーンの中の1つが、ナム・ギュリとキム・ボムのキスシーン。 本編では観れませんので(確かに必要なし)、こちらでどーぞ。 コ死2も、コア・コンテンツ・メディアの制作で、主演はキム・スロ。 監督は変わります。 「続編はオリジナルを越えられない」というジンクスに負けてしまう予感が。 この見事なラストは、二度は使えませんしね。 イ・ボムスは、やはり素晴らしい。それを実感できる映画でした。 校内一の人気教師で、生徒からの人望も厚く、生徒を守るために、戦います。 そして、映画初出演のユン・ジョンヒ。 華はない女優さんですが、独自の魅力を持っておりますね。 今回の英語教師役は、ハマリ役でした。 そして、ナム・ギュリ。 ガールズユニット、”See Ya”のメンバー。 しかし所属事務所としては、この映画の出演が仇になったともいえ.... 女優業をやりたいと、See Yaを脱退。 ナム・ギュリ。 確かにイイ演技しますね。 可愛いし。 けど、可愛いけど、特徴がない。 See Yaは、ボラムとヨンジが個性的でしたから、二人といればナム・ギュリと一目瞭然でしたが、 ピンだと、言われないとナム・ギュリだとわからな~い。 そして、キム・ボム。 もう、さすが!ブラボー!としか言いようがない。 キム・ボムのハマリ役なのか、キム・ボムが演じるから、魅力的なのか.... 彼はどんな役を演じてもカリスマを発揮。 ちょうど今、mocaの中では「キム・ボム」ブーム! つい数日前までの白夜行の「コ・ス」フィーバーは、 既にどこにやら。←はえーな、おい。 mocaは、その作品の中でのキャラにハマってしまう人間なので.... ちょうど流れ的に、そろそろコ死を観ようかな... と考えていた矢先、 キム・ボムの日本デビューシングル「聖夜(イブ)の空」のMVを観てしまったmoca このMVの中のキム・ボムが、思いっきりmocaのツボで。 勢いで、キム・ボムのページを 作ってしまったほど(笑) なので、もう観る気マンマンで鑑賞しましたワ。 ただ、やはりmocaが好きなのは、MVの中のキム・ボム(笑) どう見ても高校生のキム・ボムには、さすがにトキメキませ~ん ただ、キム・ボムの魅力を再確認。 彼も、俳優としての才能を持って生まれてきた「祝福された人間」という感じですね。 どの作品でも、素晴らしい。 この映画では、「問題児の校内キンカー(킹카:モテ男)」というキャラクターでしたが、 成績が悪くても、モテるのが当然!「明晰な問題児」というところ。 試験はできずとも、実践でモノをいわせる頭脳明晰さ。 頼りがいがあり、男らしい。 そして、茶目っ気があり、恋には積極的で、好きな女を必ず守る。 モテる要素をありったけ詰め込んだようなキャラクター。 キム・ボムは、自然に演じているのがスゴいところ。 ミョンヒョ役のソン・ヨウンが可愛い。 でも、華麗なる遺産では別人のようになっていてビックリ。 女はコワイ(笑) ↓ 結末までネタバレします。ご注意を ↓
↓ 映画未見の方は、この先見るべからず ↓
そして、エンドロール! これは、大絶賛!素晴らしい!既成概念を覆す見事さ!! 恐怖に震える事件の最中での、ジウォンの両親の舞台裏とでもいいましょうか。 こんな緊張感漂う中で、二人だけが日常的で(笑) 後ろには、ヘヨンの遺体もあるというのに! 笑っちゃうので、ぜひ見てください! 二人の会話が最高です。 |
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