情事  An Affair 
 原題:情事 정사(チョンサ) <1998>

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情事

ソヒョン(イ・ミスク)は、建築家の夫ジュンイル(ソン・ヨンチャン)との間に 10歳の息子がいる平 凡な主婦。米国にいて仕事が忙しい妹ジヒョン(キム・ミン)の結婚式の準備のため、妹の婚約者ウイン(イ・ジョンジェ)と会う。

初めて会った瞬間から感情 のうず巻きに陥り始めた27歳ウインと37歳のソヒョン。妹の結婚準備のために何度か会ううちに、二人は愛という新しい感情を発見し、その愛に陥る自分た ちを押さえきれなくなっていく。  



監督 イ・ジェヨン(李在容) <1998>情 事、<2000>純愛譜-じゅんあいふ-(日 韓合作)、 <2003>スキャンダル
<2006>多細胞少女

出演

イ・ジョン ジェ

出演作品一覧

イ・ミスク

<1979>モモは世間知らず、<1985>桑の 葉、<1998>情事、<2000>燃ゆる月
<2001>ベサメムーチョ、<2002>ウララ・シスターズ、<2003>ス キャンダル~朝鮮男女相悦之詞 ~
<2003>アメノナカノ青空、<2008>お熱いのがお好き、<2009>アクトレス

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【レビュー&ネタバレ】
これは、イ・ジョンジェ目当て以 外の人は、あまり見ていないのでは?
1998年と、ちょっと古いものですし、
<不倫>という、目新しくも、面白くもない題材ですし。
ただ、韓国には<姦通罪>というものが存在して、
不倫すれば逮捕されるのです。
そこが日本と違うところで、1998年当時では、
更にセンセーショナルな映画だったわけですね。
この映画のすごいところは、
イ・ミスクの不倫疑惑から企画されたことかしら。
結局、2007年に離婚したけれど、
この頃から既に夫婦間の愛情は冷めていたのでしょうね。
子供のために夫婦関係を維持したというところかしら。

スキャンダルでは、大胆なヌードを披露して いたイ・ ミスクですが、
この映画では、↑程度のセミヌードだけ。
それでも、ゾクっとするようなエロティックな雰囲気を醸し出してます。

イ・ジョンジェの細身で引き締まった肉体は見事よね。
ファンは必見でしょう。

イ・ミスクとイ・ジョンジェは、妹の婚約者、婚約者の姉という形で出会うのですが、
そのイ・ジョンジェの婚約者は、人形のようなお顔のキム・ミン
ドラマ<守護天使>で、ソン・ヘギョをいじめていた秘書。
どうやったらこんな顔の子が生まれるのかしら?
本当に純粋な韓国人?
「Go」や、「ラブストーリー・イン・ハーバード」にも出ていたらしいわね。

夫役ソン・ヨンチャンは、Nowhere 情け容赦なし で、
冒頭の階段で殺害された麻薬密売人。

とりわけ何か面白いものがある作品ではないけれど、
叙情的な美しい映像と、ラストの余韻がたまらないわ・・・・・
韓国というより、西洋の香りが漂うわ。
賛否両論のラストだけれど、
mocaとしては、
このラストでなければ、この満足感は得られなかったわ。

とにかく、イ・ミスク演じるソヒョンはメチャクチャです。
まるで初めて恋した10代の少女のよう。
相手のことしか考えられず、他のことが手につかない。
子供のこともそっちのけで、
子供に頼まれたことも忘れれば、
子供の試合に行っても上の空。
その上、試合を抜け出して愛人に会いに行ってしまうという。
(’不倫’なので、’愛人’としておきます)
親戚一同が集まりさえも、途中で抜け出し愛人に会いに行く。
熱があっても会いに行く。
とにかく、会って、セックスして・・・
結婚して、主婦になり、母になり・・・
自分の存在価値というものに疑問を感じている40近くの女が恋したら、
こんな風になってしまうのかしら・・・


映画の内容としては、ほぼこれだけ。
二人が出会い、一目見た時から相手に惹かれ・・・
結婚の準備を一緒にしながら会ううちに
お互いに’愛’を感じ、体の関係を持ってしまう。
ソヒョンは夫に感じたことのない感情を初めて知り、
ウインにのめり込んで行く。
そんな時、ソヒョンの妹ジヒョンが帰国。
ソヒョンは婚約者の姉として振舞うものの、気持ちを抑えられない。
ウインも「こんな気持ちのままでは結婚できない」
と、ジヒョンとの結婚を取りやめる。
理由もわからず一方的に婚約破棄されたジヒョンは傷つく。
ソヒョンはウインとの別れを決意するものの、
心を偽ったまま暮らしてはいけないと、離婚を決意する。
「幸せとは何だ?」
と、夫に問われるソヒョン。
夫は水槽を指差し、「何の苦労もしないで恵まれた環境で暮らすこと」だと、
ソヒョンに言い聞かせるかのように言うが、ソヒョンは頷けない。
「ジヒョンが気の毒だろう」
と、夫はソヒョンに言い聞かせるが、それをジヒョンが聞いていた。
「私には姉はいない。二度と会うことはない」
と、ジヒョンは姉に突きつける。
(結末です。ご注意を)
ソヒョンは、行く当てもなく家を出て行く。
いつかウインが話していた、ウインの第二の故郷リオを思い出すソヒョン。
ソヒョンは、リオ行きの飛行機に乗る。
一方、父親の待つロスに帰る予定だったウイン。
しかしなぜか、何の気なしに急遽リオ行きに変更する。
何の理由もなしに。
二人は同じ飛行機でリオに向かってた。

この同じ飛行機に偶然乗っていた・・・
これが<運命>という感じよね。
このラストがとっても好き。





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