インタビュー  Interview  
 原題:インタビュー 인터뷰(イントビュ)<1999>

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フランスで 映画を勉強し、帰国したチェ・ウンソク(イ・ジョンジェ)は人々の愛に関するドキュメンタリー映画をインタビュー形式で作ろうとしていた。彼は愛に関する 真実を 捜すために様々なインタビューを繰り返す。

ある日ADミンス(キム・ジョンヒョン)が撮って来たビデオテープの中で、美容師イ・ヨンヒ(シム・ウナ)をみ つ ける。女優ミンジュン(クォン・ミンジュン)の親友だ というヨンヒは、美容室で美容補助をしていると言う平凡な女性。しかし、はにかむように微笑み、さり気ない目つきが魅力的な女性だ。客観的にヨンヒに興味 を持ったウンソクは自分で直接 インタ ビューするようになる。軍隊に行ってるという恋人の話をするが、ふと覗かせる暗さにまるで自分が探していた真実に似ている気がして、ウンソク はずっと彼女をカメラに収める。

ウンソクはヨンヒに美容室で働く姿を撮りたいと申し出るが断られる。しかし、代わりに恋人との面会に同行してもよいと言う。ウンソクはヨンヒの日常を撮ろ うと、スタッフと美容師試験会場に行くが彼女の名前が無い。それどころか、美容室で働いているヨ ンヒは全く別人だった。

カメラは1年前のパリに逆上ぼり、映画の勉強をしているウンソクはある日、韓国舞踊団がパリ公演の為に来るので撮影してほしいと依 頼される。撮影に出かけたウンソクはそこで踊る一組の男女を食い入るように取り続ける。それが、ウンソクとヨンヒ、二人の初めての出会いであるが、それは お互いに知る予知も無かった。

再び1年後のソウル。ウンソクはヨンヒにインタビューを重ねる。しかし、ウンソクは自分の一方的なインタビューだけでカメラ を通してだけ彼女に会うことにもどかしさを感じ始める。

※日本版は短縮版でカットされてる部分があり、終り方も違うのよ。
【ミュージック・ビデオ】ジェヒョク 役で出演しているチャン・ホイルの「告白」のMV

監督 ピョン・ヒョク <1999>イ ンタビュー、 <2004>スカーレット レター

出演

イ・ジョン ジェ

出演作品一覧
シム・ウナ (沈銀河) <1995> サランヘヨ あな たに会いたくて、<1996>ボーン・トゥ・キル、 < 1998>八月のクリスマス
<1998>美術館の隣りの動物園、<1999>イ・ジェスの 乱、<1999>カル、<1999>イ ンタビュー

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【レビュー&ネタバレ】

シム・ ウナの最後の出演映画でございます。
1999年よ・・・・・ 最後の出演から7年も経った今でも、
シム・ウナ人気はすごいわよね・・・・・
世界で7番目のドグマ映画、
アジア初のドグマ95の映画に認定された映画でございます~
実際に一般人からのインタビュー画面を織り交ぜて、真実と虚構、
ドキュメンタリーとフィクションの境界線をあいまいにした映画よ。
映画であって、映画でない・・・・そんな映画ね。
とにかく、映画の大部分が一般人の「愛」に関するインタビュー映像なんだものー
moca的には飽きて、飽きて・・・・・
ドキュメンタリーの部分はいいから、
イ・ジョンジェとシム・ウナのフィクションの部分をもっと観たかったわー!
見所とい えば、シム・ウナの美しさよね・・・・
有名な舞踏家であるヨンヒが踊るシーンがあるのだけれど、
その長い黒髪のシム・ウナはめちゃくちゃ美しいわー
でも、平凡なヨンヒのシーンでは、こんなに衰えたの・・・?
と、美の衰えを感じる瞬間があったり・・・・
それと、イ・ジョンジェのフルヌードも美しいわー
後姿だけだけれど、moca男の人のヌードで美しいと思ったのは、
イ・ジョンジェが初めてよー
それが、ウエストがほそーくて、なのに、筋肉がたくましくて・・・・
↓のシャワーシーンの腕!腕!腕ったら!
この上の筋肉にヤラレちゃったわー

この映画はストーリーを楽しむための映画ではありませんことよ。
全体的に ヨーロッパの香りが漂う映画よ。
↑ミュージック・ビデオでもほんのり感じるでしょうし、
宣材写真もステキだと思いませんこと?
mocaのツボのイ・ジョンジェなのー!! ↑も→も、ステキ~
眼鏡をかけたイ・ジョンジェも、めちゃくちゃツボなのよねー
東方神起のミッキー・ユチョン、そして、ヨン・ジョンフン・・・・・
2人共、とっても似ていると思いませんこと?
mocaの理想型・・・・わかりすぎね(笑)

チェ・ ジェヒョン(オッカン@ピアノ)の若作りに はかなり笑っ たわ。
ピアノと2、3年しか間がないなんて信じられない・・・


表面だけ見れば 「インタビュー」という映画を撮った監督が、
女に出会い愛するようになり、そのために作業が壊れるという話。
真 実とは何かと言う質問を投げかけると同時に
真実の愛とは何かと問う映画でもある。
さぁ、思いっきりネタバレいきましょー。

って言っても、ストーリー部分がほとんどないこの映画、
バラすほどのネタがないのよね(笑)
主なストーリーは↑のあらすじでほとんど説明しちゃってるわ。
なぜヨンヒが嘘をついたのか・・・・・
ヨンヒは本当は有名な舞踏家なの。なんだけれど、
パートナーである恋人が自殺をしてしまうの。
自暴自棄になったヨンヒは自殺を図るのだけれど、未遂に終わってしまって・・・
舞踏家としての自分を捨て、ダンス教室を開いてひっそりと生きているのよね。
いわば抜け殻・・・・空蝉よね・・・・。
そんな時に、ウンソクの映画のためのインタビューを無理矢理頼まれるの。
ヨンヒは舞踏家であった頃の自分を思い出したくないし、
心の傷にも踏み込まれたくない・・・・、自分を見せたくない。
長かった髪を切り、自分と決別した・・・・
その髪を切った美容室で美容補助をしていた女の子の話を聞いて
羨ましいと思ってたのよね。
それで、その女の子の話を自分のものとして、インタビューで語るのよ。
だから、美容室での撮影も断り、試験会場の名簿にも名前がなかった・・・・・
軍隊にいる恋人との面会に同行してもいい・・・・
どんな展開になるんだろう?と思ったら・・・・
ヨンヒは基地を通り過ぎ、恋人の眠る墓へウンソクを案内したのよ。
この辺りのシーンと、1年前のパリでのシーンが入り混じって・・・・
ちょっと頭をひねるのだけれど・・・
1年前、ウンソクはパリで韓国の有名な舞踏家を撮影するよう頼まれるの。
けれど、それがヨンヒだとは気づかず・・・・
ラスト、そのヨンヒが踊る姿がモニター画面いっぱいに映し出されるのだけれど、
そこで初めてあの舞踏家がヨンヒだったということを知り、
嘘を吐かれていた ことを知るの。ヨンヒに嘘を吐かれて いたとわかり
悔し紛れにボードを殴った時、タルコフスキーの墓の写真が落ちる
(↑ミュージック・ビデオでも観れるわよ)。
その写真には「彼は真実を追究し ているのだろうか」という書き 込みがあるのよ。
こんな細かい部分にも芸があるわー
ってゆーか、わからないわよ・・・日本人には・・・・(笑)
心を閉ざしていたヨンヒだけれど、ウンソクに映画の撮影に同行させられたり・・・
最初はイヤイヤなんだけれど、いつしかウンソクに心を開くの・・・・
心を閉ざし、自分と決別したヨンヒの心の治癒と再生・・・・
そんなことも描かれているわ。






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