| あいつの声 Voice of Murderer |
| 原題:あいつの声 그놈 목소리(クノム モクソリ)<2007> |
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| 監督 | パク・チンピョ | <2003>も
し、あなたなら ~六つの視
線~、<2005>ユア・マ
イ・サンシャイン(君は僕の運命)、 <2007>あいつの声 |
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出演 |
ソル・ギョン グ(薜景求) |
出演作品一覧 |
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キム・ナム ジュ |
<2001> アイラブユー、<2007>あいつの声 |
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| カン・ド ン ウォン(姜棟元) | 出演作品一覧 |
| 【レビュー&ネタバレ】 |
| 2007年2月公開。 2007年一番の期待作と謳われていた’あいつの声’ 観客動員は約300万人 ビッグヒットの目安は200万人ですので、まずまずのヒット作。 けど、moca的にはなぜこれが???という感じ。 この映画で一番話題だったのは、やはり犯人役がカン・ドンウォンということでしょう。 とはいっても、’声’だけの出演。 それと、↓の’顔のわからない’ポスターだけね。 ![]() なぜかというと・・・ この映画は1991年に実際に起きたイ・ヒョンホ君誘拐事件が基になっており、 未だ犯人が検挙されていないため。 すべて、事実に忠実に作られているために、ポスターにも顔が出ず、 実際の画面にも姿を現さず、声のみ。 とはいっても、思いのほか、出演分が多かったわ。 顔は隠しているものの、’犯人役’として、普通の出演分量だったわよ。 自分の出演がなくても、現場のリアリティと感情を高めるために、現場にいつも同行していたそう。 それならば、ここまでチラチラ姿を見せているのも納得できるわ。 ソル・ギョングの車に同乗し、脅迫電話をかけてのセリフを横で聞かせたりと、 そのおかげでソル・ギョングも犯人への怒り憎しみが込み上げてきたと・・・ すごい役者魂ね。 カン・ドンウォンの低音の効いた声が、ステキすぎるのよ、訛っていても。 声だけなのに、存在感あるわよ。 映画としては・・・・・・オススメしません。 韓国人には、それなりに思い入れがある事件なのか、 ショッキングだった事件について興味があるのか、 それとも、こういった誘拐映画は韓国では新鮮なのか、 いったい、何がヒットの理由なのか・・・実際に観てもわかりません(笑) 最後、ソル・ギョングがニュース番組に復帰し、誘拐事件を報道するシーン。 あそこだけは、涙が止まりませんでした。 この映画は、’絶対に犯人をみつけてやる’と、スタッフ、俳優、一丸となり作ったそうで・・・ 本当に、そんな映画よ・・・ 犯人を捕まえることが目的で、そのために2時間つき合わされた・・・ そんな感じなのよ。 観終わった時に、なんて金と時間をかけた’お尋ね人’の案内だ、と思ったわ。 (ちなみに・・・ 昨年、既に時効になっております) 確かに、事件そのものは可哀想だし・・・ 事件解決(ある意味での解決)までの44日間というのは、 想像を絶する長さだと・・・その苦しみは察するわ・・・ でも、2時間もかけて「辛かったの、苦しかったのよ」と訴えられても、 ウンザリだし、しらけるわ・・・ 最初から’犯人はカン・ドンウォン’だとわかっているから、 少しも展開がきにならないし。 この映画は、’事実を基に’どころではないのよ。 ほとんどドキュメンタリーのようなもの。 前作の<ユア・マイ・サンシャイン>も同様よね。 実際にあったお話を映画化したもの。 けれど、ドキュメンタリーというよりも、ドラマ性が高く、映画として成り立っていたわ。 でも、今になって思えば・・・・ あれは全て、ファン・ジョンミンの力あってこその感動だったのでは・・・ と、思わずにはいられなくなったの。 <ユア・マイ....>も、そもそもは、自分がエイズだとは知らずに売春行為をし、 冤罪で逮捕されてしまった女性の問題を提議した作品だったのよね。 それがたまたま、ファン・ジョンミンのあの素朴で純情な温かさで 純愛が強調され、感動につながった・・・・そう思えてならないわ。 監督の力ではなく、実話そのものが感動的だったのでしょうね。 この映画は、ソル・ギョングも、キム・ナムジュも、演技達者なだけで、 何の魅力も感じられず、演じたキャラクターも、これまた何の魅力もない。 本当に、ドキュメンタリー。 ドラマがない。 映画を観ているというよりも、実際にあった事件の話を聞いている・・・ 再現ドラマを観ているような感じね。 ただ、、やはり事実ではなく、演出の部分もあって・・・・・・・ あの母親よね。 映画を観ていて、どうも母親にイライラして仕方なくて・・・ あの映画に出てくる女性は、当時’イ・ヒョンホ君’の父親と事実上婚姻関係にあった養母だそうよ。 それを聞いて、妙に納得したわ。 そして、あの母親の息子への愛情は、脚色ね・・・ 警察にも、かなりイライラするし、腹が立ちます。 最後に’刑事をやめる’と言い出し、人間的な面を見せるキム刑事に、救われますが・・・・ 実際にあった未解決事件を描いた<殺人の追憶> を彷彿させるけれど、 同じような題材なのに、ここまで差が出てしまうのは、 やはり演出と俳優の力なのでしょうね。 パク・チンピョ監督の作品は全て観ておりますが、どれも’事実’を基にした作品。 監督としての度量など、いささか無関係な感じがしたわ。 <あなたならどうする~六つの視線~>では、舌を手術する子供を延々映しているだけ。 映画もクソもないわ。 映画監督ではなく、他に適した職業があるのでは??? ソル・ギョングも、狂気的な役をやらせれば見事だけれど、 普通の人間の役って微妙よね・・・・ 悪役顔だし・・・・ 彼にとっては、人生の岐路でしょうか。 キム・ナムジュは、’ホテリアー’’新貴公子’のキム・スンウの奥さんです。 初めて作品上で観ますが・・・・ 今回は作品とキャラクターがよくなかったということで・・・ ノーコメントです。 一番楽しみにしていたのが、<ユア・マイ・サンシャイン> にも出演していたナ・ムニ씨 けど、電話の声だけの出演・・・・ ひ、ひどい・・・ あとは、微妙な役者さんが勢ぞろい。 刑事班長には、<Nowhere 情け容赦なし>で、冒 頭の階段で殺されたソン・ヨンチャン。 紅一点(?)のチャ刑事には、<親切なクムジャさん>で、消毒 薬だかを飲まされて殺された囚人、 <吠える犬は噛まない>で、ペ・ドゥナ の友人を演じたコ・スヒ。 牧師には、<南極物語>の隊員の一人で、 <卑劣な街>でチョ・インソンに殺された中間ボス、ユ ン・ジェムン。 声紋鑑定士には、’ごめん、愛してる’のチョン・ヘジン(チョン・イダ) ’事実を基にしている’のに、何も伝わってこない映画。 犯人を検挙するために、話題性を振りまいて宣伝しただけ・・・・ そんな映画にしか思えません。 |
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