ひまわり |
原題:ひまわり 해바라기(ヘバラギ) <1999> |
幼い頃のトラウマから、男性不信のスンヒ(イ・ス ンヨン)。彼女は誰とも付き 合わず、ストーカーに狙われた女性の物語をWEBで発表していた。 ところがある日、その小説中に書き覚えのない一文を発見。そしてそれが現実のこととな る… その翌日、スンヒは高級日本料理店で働く親切な青年テソン(イ・ビョンホン)と出会う。 |
出演 |
イ・ビョンホ ン(李炳憲) |
出演作品一覧 |
イ・スンヨン (李丞涓) |
<1998>ラ ブストーリー ひまわり編、<2002>憎くても もう一度 2002、<2004>うつせみ |
<ラ ブストーリー>シリーズ |
1話: ひ
まわり
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イ・ビョンホン、イ・スンヨン、キム・ソナ |
ストー カーの屈折した独占欲と執着。<愛とは、こうあるべきだ>を前提に始まる恋。 | |
2話: メッ セージ | ソン・スンホン、 チェ・ジウ、チャ・スンウォン |
愛なん て信じないナンパ男と、愛を信じる純情な女がポケベルを通して恋 に落ちていく。 | |
3話: 遺 失物 | ホ・ジュノ、ソン・ユナ、ユ・ジテ |
逃した 恋は決して戻らない。過去に対する執着から、すぐそばにある愛に気づかない女の話。 | |
4話: オー プン・エンディット | イ・ミヌ、イ・ミヨン |
不治の 病に侵された女と6歳年下の男。愛するあまり、2人は最後まで告白することができない。 | |
5話: ロー ズ | イ・ ギョンヨン、キム・テヨン、キム・ジョンヒョン |
指名手 配された男の娘と刑事が恋に落ちるが… | |
6話: ミ ス・ヒップホップ&ミ スター・ロック | ペ・ドゥナ、シン・ソン ウ、ソ・ジソプ |
世代だ けでなくイデオロギーや考え方の異なる2人の恋。 | |
7話: 不 眠症、マニュアル、そしてオ レンジジュース | クォン・オジュ ン、キム・ヒョンジュ |
マニュ アルどおりに行動する女と、恋愛漫画を何百編も描いた漫画家のラブコメディー。 | |
8話: 記 憶の主人 | キム・テウ、パク・サンア |
心臓移 植を受けた女性が、死んだ女性の記憶まで受け継いだ物語。 | |
韓国のTV曲<SBS>が
日本語字幕付のストリーミング放送を開始したわよ。 この<ラブストーリー>シリーズも視聴できるわよー 1話が1000ウォン。今日の為替レートだと、<126円>くらいよ。 決済方法はクレジットカードのみ。 日本のストリーミング視聴だと、1話300円はするでしょう?お得よね? 利用方法は、mocaにわかる範囲で載せました。 韓国SBS ドラマ視聴 方法 |
【レビュー&ネタバレ】 |
SBS
のTV映画「ラブストーリー(러브 스토리)」の第1話でございます。 1話完結、全8話のオムニバス。1話が1時間の2部構成でございます。 1部:1999.12.1 放送 2部:1999.12.2 放送 なんとも・・・・・珍しい題材のドラマですわ・・・・ ミステリー風のメローで・・・・ ストーカーと二重人格という重い題材なのに、全体にせつなさが漂う・・・・ これはイ・ビョンホンでなければ出せなかったのでは? 心に傷を抱えた孤独な青年のせつなさを、見事に演じきっていましたわ。 ホントに・・・映画のようなドラマでしたわ。 この<ラブ・ストーリー>の一作目にふさわしい。 ちょっとテソンの二重人格ぶりが中途半端で甘かったかと・・・ どっちが表のテソンで、どっちが裏のテソンなのか・・・ それでも、最後まで惹き込まれるものがございました。 キム・ソナがスンヒの同僚ヨンウンで、これがまたいいのよー(笑) さすがキム・ソナ!って感じ。 テソンの後輩板前が、オールインでの宿敵テス!チョン・ユソクよー 彼はある意味笑わせてくれました(笑) あのトイレでテソンの変貌ぶりを見ちゃうとことかね。 テソンが怒って紙袋を投げ捨てて、それをオドオドしながら拾ってるのも可愛かったわー この<ひまわり>は、mocaはまだ韓国ドラマもまだまともに観たことがない頃に観て・・・・ 実はラストシーンで、テソンの悲しみがせつなくて泣いちゃったのよね(笑) だから、<泣き>の評価に△を・・・ けど、レビュー書くのにもう一度観たら・・・・かなりとんでもないドラマ(笑) 評価はあてにならないかもしれないけれど、 お決まりのドラマに飽きた方にはオススメするわ。 mocaは・・・・ テソンがあそこまで極端な潔癖症でさえなかったら・・・(怒られそうで怖いもん・・・) きっと愛してただろうなぁ・・・・ mocaって、見る目ないから(笑) あの悲しそうなテソンを見てしまったら、絶対に自分が救ってあげたいって思っちゃうわ・・・・ 次回の主人公がラスト付近に<チョイ役>で出演するドラマ。 みつかったかしら? スンヒがマンションから逃げようとしている時にぶつかる男がソン・スンホンです。 しかも、次回<メッセージ>のチャラ男のキャラのまま?(笑) 「なかなかイイ女だな」って・・・・ こんな緊迫したシーンなのにー(笑) 連れていた女の子がすごく可愛くなかったですか? では、ネタバレしますよ! 日本料理店の板前テソン(イ・ビョンホン)の勤める店がテ ナントとして入っている ビルの 地下駐車場の料金係スンヒ(イ・スンヨン)はネット小説を書いている。 ある日、自分の書いている小説に誰かが手を加えたことに恐怖を 覚えるスンヒ。 その書かれた通りのことが起こったからだ。 部屋に帰ると、部屋の真ん中に大きな花の鉢が・・・・ 気味が悪いスンヒは花を捨て、玄関の鍵を付け替える。(一番高い鍵を2つも) ある日スンヒはロウソ クの燃えるような匂いを感じる。 その匂いを追い駐車場を歩いている時、フラフラと車の前に飛び出してしまい、 その車からテソンが降りてくる。いつのまにかそ の匂いは消えていた。 翌日からテソンのスンヒに対するアプローチが始まった。 ハンバーガーばかり食べているスンヒに、自分の作った寿司を差し入れるテソン。 だが、スンヒは「こんなことをしてもらう覚えはない」と、そのまま突き返す。 スンヒは幼い頃に父親に虐待を受けていたことが原因で、男性を 信じない女性。 最初は優しくても、いつか牙を剥く・・・そう信じるスンヒは、テソンの優しさも受け入れることができない。 スンヒが立ち去った 後、テソンはニヤリとほくそ笑む。 家に帰ると、チャットで<dark>という男性ファンがスンヒに話しかけてくる。 >いつも読んでます。昨日掲載された分も読みました。 >でも、私が書き加えた部分は削除していますね。 >花がお気に召さなかった? あなたは誰ですか?スンヒは驚いてすぐにレスを返す。 男は以前、<ゴッホのひまわり>のレプリカを贈ってきた男だった。 ひまわりはスンヒの好きな花。 その上、つい今しがたテソンに寿司を突き返したことまで<dark>は知っていた。 なぜ私があなたを愛するのか・・・・ あなたは特別な女性だからです。 この世の女どもはみな、娼婦だ。いかに自分を高く売るか、それしか頭にない。 けれど、あなたは違う・・・・ 恐ろしくなったスンヒは、そのままノートパソコンを閉じ、電源を切り・・・ カーテンと戸締りを確認する。 翌日、テソンは店で料理をしていると、包丁の刃先が柄から外れ大怪我をする。 偶然、病院に行くテソンと顔を合わせたスンヒは、テソンにもっと事情を詳しく話してくれ、とせがむ。 <dark>がテソンに怪我を負わせたのじゃないか?スンヒは心配になったのだ。 スンヒはテソンにストーカーの話を聞かせる。 ストーカーの存在を知ったテソンは、夜、家までスンヒを送り届ける。 帰り際、またも弁当をスンヒに差し出すテソン。 今日がダメなら明日がある。明後日もある・・・・でも、毎回ゴミ箱行きだなんてね・・・・ これでも料理人のはしくれなんだ・・・胸が痛むよ・・・ そう言われたスンヒは、弁当を受け取る。 一方、スンヒが弁当を食べるのを、隠しカメラの画面から覗き見た男は、怒りを露にする。 翌朝、料金所でテソンはスンヒから昨日の紙袋を無言で手渡される。 紙袋の中には、「ごちそうさまでした」の一言と、2万ウォン(約2000円)が入っていた。 怒りのままに紙袋を床に叩きつけるテソン。 ヨンウンから、スンヒがこれほどまでに男性を拒む理由を聞かされたテソンは、 スンヒに理解を示そうとする。 スンヒをまたもや家まで送ろうとするテソン。 途中、魚市場に寄り新鮮な魚を選ぶテソン。 お金はスンヒに支払わせる。 これなら、気を惹くための優しさだと拒否される必要もない。 魚をどう料理するか、丁寧に言い聞かせるテソン。スンヒは上の空だ。 別れ際、「どういうつもりか知らないけど、私は恋愛はするつもりはない」と、キッパリとテソンに告げるスンヒ。 「僕が嫌いなわけじゃない。本当は、僕のことが気になっているはずだ。心の奥では僕のことを待っている。 僕のような相手には、もう二度と巡り会わないよ。君は口では拒みながら、心の奥ではいつも僕のことを待っている。違う?」 テソンは、まるでスンヒの心を見透かしているかのように、淡々と語った。 部屋で小説を執筆するスンヒ。書き終わると、男の声で電話がかかってくる。 「ショックだよ。お前も他の女と一緒か・・・・・」 スンヒは頭に血が昇ったかのように、「誰なの?卑怯者!」と、痛烈な言葉を浴びせる。 「ひどいな、書き終わるまで待ってたのに・・・」 その一言で、男が自分をどこかで見ていると察したスンヒ。 「そこにある魚。あの男に買ってもらったのか?そう、今お前が見ている魚だ。そんなもん家の中に入れるな。そんな女じゃないだろう?」 スンヒは狂ったようにカーテンを閉ざすが、それでも恐ろしくてマンションを出て行ってしまう。 頼む、彼女には手を出さないでくれ。大した女じゃない。何の価値もない女だ。 中身は他の女と同じだ。すっかり騙されたよ。だから、他の女を探そう。 探している女は他にいる。もう少し探せば必ずみつかる。 あの女じゃない。彼女は・・・・ たくさんのロウソクが燃える部屋で、テソンは誰かを必死に説得する。 「酷いじゃないか・・・俺達は仲間だろう?」 テソンの頭が痛んだ時、テソンの表情に変化が起こる。 ストーカーと戦うことを決めたスンヒは、ストーカーに見せ付けるためテソンをデートに誘う。 一方、スンヒにデートに誘われたテソンは、 スンヒがそんな軽い女だったのかとショックを受け、もう1つの人格が顔を出す。 それを後輩に見られてしまったテソンは、後輩を陥れ店をクビにする。 スンヒの相談をしようとやってきたヨンウンに、後輩は「恐ろしい人だ・・・」と警告する。 テソンと二人きりになったスンヒは、デートに誘ったのはストーカーを呼び寄せるための罠だと・・・・ テソンに詫びる。 あなたにも危険が及ぶかもしれないと・・・・ 翌朝、アパートを出るとそこにはテソンが・・・一晩中アパートの外でスンヒを見守っていたのだと・・・ それでもスンヒの頑なな心は揺るがない。 会社に到着し、更衣室のロッカーを開けると、そこにはたくさんのひまわりの花が・・・・ 恐れおののくスンヒとヨウウン・・・・ 会社の更衣室、しかも、ロッカーには鍵もかけられていたのだ。 ヨウウンはテソンにスンヒを守ってくれるよう頼みに行くが、 「ひまわりの花は目立つから誰かが見ているかも・・・」と、テソンの口から出た言葉を不審に思う。 <花>と言っただけで、<ひまわり>とは言っていないからだ。 スンヒに「本当に彼は一晩中外にいたの?確認はしてないのよね?」と、電話で確かめたヨウウンは、 そのことを話そうと向かう最中、テソンに階段から投げ落とされ、意識不明の重体に陥る。 スンヒから、誰かに見られている気がする・・・と聞いたテソンは、 スンヒを外で待たせ、部屋に仕掛けられたカメラを探す。 カメラを取り外したテソンは、怒りのせいでもう一つの人格が現れそうになっているのを感じていた・・・ ロウソクの匂いを感じたスンヒは、テソンを心配し、催涙スプレー片手に部屋に乗り込む。 水を滴らせ、浴室から出てきたテソンに驚きスプレーを向けるスンヒ。 そんなスンヒに、「君のやり方じゃ、よけられてしまう。隠し持って、いきなり突きつけるんだ」 テソンは優しく言い聞かせる。 テソンは、スンヒに一ヶ月くらい遠くへ行った方がいい・・・と説得する。 ヨウウンまでがストーカーに酷い目に遭わされ、ス ンヒはどうしても男が許せな かった。 「今夜は男と一緒よ。私が欲しいなら奪ってみなさい」と、持っていたノートパソコンでネットに書き込む。 テソンの言動を不審に思ったスンヒは、今夜テソンの部屋に泊まることに決め、彼のマンションに行く。 自分のことをスンヒが疑っていたと知り、テソンはショックを受ける。 どうして一度も信じてくれないんだ・・・・ 一度でも信じてくれたら・・・ 穏やかな幸せが待っているかも・・・・ 悲しそうにスンヒに問うが、もう1つの人格が現れようとしていることを悟り、部屋を出て行く。 別の部屋で、一人もう一つの人格と戦い苦しみに耐えるテソン。 テソンを探しに出たスンヒは、テソンの隣の部屋からロウソクの匂いがすることに気づく。 慌ててマンションから逃げ出すが、テソンを置き去りにしたことを思い出し引き返す。 そしてテソンを見つるが、ロウソクの匂いの主がテソンであったことを知る。 屋上へと追い詰められるスンヒ。 異常な力でスンヒを壁に押し付けていくテソン。 その時、スンヒはポケットの催涙スプレーを取り出し、いつかテソンに教わったようにテソンの顔に吹き付ける。 テソンはもがき苦しみ、その場に倒れるが、すぐにスンヒを追ってきた。 しかし、ガスを浴びたことで、いつものテソンの人格を取り戻す。 「逃げて・・・」 そうスンヒに言うと、キスをする・・・・ 「偽者でも構わない。」 その言葉に恐怖を感じたスンヒは、テソンを突き飛ばして逃げてしまう。 フラフラと何とか立ち上がったテソンは、悲しそうな目でスンヒに笑いかけると、そのままマンションから飛び降りてしまう。 信じてくれたら、僕にも平穏な日々が・・・・ テソンの言葉を心の中に響くスンヒ・・・ 泣きながら高層マンションの下を見下ろす・・・ 疑ってしまったら・・・・ 見えるものも見えなくなって・・・・ それは、どんな愛にも言える教訓かもしれないわね。 |
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