花美男(イケメン)連続ボム事件 Attack On The Pin Ups Boys |
原題:花美男連続テロ事件 꽃미남 연쇄 테러사건 (コンミナム ヨンスェ テロサゴン) <2007> |
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【レビュー&ネタバレ】 |
2007年7月韓国公開。観客動員数は約5万8千人。 2007年のワースト5にランクイン。(2007年の観客動員数は<まぶ しい日に>に載せております) 制作はSMピクチャーズ。 そう、東方神起やBOAらの所属するSMエンターテインメントの映画セクションです。 そのSMピクチャーズが送る第一弾として、スーパー・ジュニアを起用。 公開劇場数が100館程度。しかも早朝などの客足の悪い時間... などの理由を挙げておりますが、 結局はスーパー・ジュニアのファンのための映画として終わってしまったようですね。 この映画を<映画>と呼んでしまうのも、ちょっとどうかと思います。 正直、mocaはスーパー・ジュニアには興味が持てませんで、 この映画も見るつもりはなかったんですけど、 お気に入りのドンヘを見てみようかなぁ....と、ついつい見ちゃったわけです。 よくも悪くもアイドル映画。 たいした内容ではありませんが、バカバカしく気楽に楽しめる内容です。 mocaをイライラさせた数々のゴミ映画よりはずっといい。 映画ではなく、テレビで気軽に見れる学園ドラマだったら、人気になれるかもしれません。 ただ、↓の写真を見て「かっこいい」と思えなければ、苦痛なだけかもですね。 韓国好きな方にはおなじみですが、<花美男(コッミナム)>とは、 花のように美しい男.... すなわち、美少年。 日本でいうイケメンと同じようなニュアンスで使われます。
スーパー・ジュニアのメンバーは13人。 スーパー・ジュニアが交通事故に遭ったことはご存知の方も多いと思います。 ちょうどこの映画の撮影中で、 事故で重傷を負ったキュヒョンは出演できず、12人での出演に。 【キュヒョン】 ただ、キュヒョンの次に怪我が重かったイトゥクも、パンダの着ぐるみという....................... エンディングで、着ぐるみを脱いだらイトゥクが...... ということでしたが、実際には誰が入っていたのか??? そもそも、イトゥクはヒチョルが演じたダンスグループリーダーの役でしたが、 事故のせいで急遽キャスティング変更。 ヒチョルが演じる予定だった1番目の被害者をソンミンに。 ソンミンが演じるはずだった柔道部員をウニョクに。 キュヒョンの演じる予定だった2番目の被害者であるバスケットボール選手をハンギョンに。 ソンミンの演じた美少年役は違和感ありすぎでちょっと笑います。 可愛いんだけど..... まさにヒチョルのための役。 でも、ウルトラ・スーパー・ジュニアリーダー役も、かなりのナルシスト。 ヒチョル的にはどっちでも結果オーライ。 バレエ部員役で、SM所属の少女時代のユリが出演しています。 では、では、簡単な(’簡単に’ではありません)ストーリーご紹介。 毎月14日に、各高校の代表美少年が連続してテロに遭う事件が発生。 1番目の被害者は、伝説の美少年ソンミン。 2番目の被害者は、芸能人でもないのにファンクラブが3つもあるバスケット選手ハンギョン。 3番目の被害者は、人気アマチュアバンドのヴォーカル、イェソン。 いずれも凶器はなく、排泄物を投げつけられたということで、刑事事件として扱われず。 しかし、この事件がマスコミにも取り上げられるようになり、 ソンミンは芸能事務所からスカウトされ、 イェソンもメジャーデビュー、 ハンギョンも人気がうなぎのぼり、 人々の関心は犯人が誰かではなく、次に狙われるのは誰かということに集中した。 そんな中、ヌルパラン外国語高校に通うキボムが、自分のブログで次のターゲットを予測した。 次のターゲットは、ヌルパラン高校だ。 それを見た生徒たちは、騒ぎ出す。 ヌルパラン高校のトロイカの恩恵を受けた3人の男....... 頭脳明晰な生徒会長シウォン。 美しいナルシスト、校内ダンスグループ[ウルトラジュニア]リーダー、ヒチョル。 全国大会の決勝戦で1分で優勝を決めた柔道部主将カンイン。 3人のうち、誰が狙われるのか? ようやく14日がやってきた。 誰が狙われるのか? 翌日、シウォンが被害に遭ったと報告が。 キボムは事件現場まで赴き、事件を調べる。 キボンはシウォンを見舞い、質問を投げかける。 排泄物の入ったビニールの色は? シウォンは黒と答える。 だが、キボムは驚くべき事実を突きつける。 黒いビニールは丈夫で、投げつけても破れないと。 事件に使われたのは、いずれも破れやすい黄色いビニールだと。 3件の事件はいずれも学校から300m以内の場所だったのに対し、 シウォンは1kmも離れていた。 シウォンは自作自演だと、キボムは見破る。 14日が過ぎてしまった。 事件は続くのか? どうしてもテロに遭いたいヒチョルは、 ドンヘの提案で、事件が起きると推定される電柱のそばの廃品回収箱の近くで待ち伏せすることにする。 一方カンインは、犯人はカンインが強いから怖気づいているのだと、 自らの腕の骨を折り、犯人にハンデキャップを与えることにする。 しかし、テロは起きない。 ↓ 結末ネタバレ。ご注意を↓ そんな時、ドンヘはあることに気づく。 トイレの個室から出てきたキボムが手を洗わなかったのだ。 訝しむドンヘ。 キボムの後をつけるドンへ。 そして、キボムが犯人だとドンヘは見破る。 ブログのアクセス数が伸びるのが嬉しくてやめられなくなっていた。 ドンヘが見破ってくれて助かったと笑うキボム。 ドンヘは次のターゲットは誰だったのかと尋ねるが、キボムは笑ってごまかす。 そんなキボムに、ドンヘはある提案をする。 翌朝、テロが起きたというニュースが.... その事件の主人公... それはドンヘ。 皆の羨望の眼差しを受けながら歩くドンヘを、優しく見守るキボム。 |
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