花喫茶店 純情  Café Flower
 原題:花喫茶店 純情 꽃다방 순정(コッタバン スンジョン) <2001.7.23>

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父の借金によりチンピラに追われたキョンビ(パク・ソルミ)は、思わずホンテ (チョン・ジョンミョ ン)の車の中に逃げ込む。裸足のままのキョンビにホンテは自分のスニーカーを脱いで差し出す。「今度会ったらキレイに洗って返してくれ」と。一人見知らぬ 田舎をさ迷うキョンビ。’ホステス募集’というタバン(茶房)の貼り紙を見たキョンビは、勇気を出して就職する。そして、そこでキョンビはホンテに再会す る。ホンテは、タバンのママの弟だった。

演出

チョ・ナムグク

<2001>花 喫茶店 純情、<2002>ハッピー・ バースデー、<2003>太陽に向かって、<2005>香港エクスプレス、
<2007>完璧なお隣さんに出会う方法 [いづれもTVドラマ]

出演 パク・ソルミ(朴率眉) <2001>花 喫茶店 純情、<2001>真心の斧、 <2004>風の伝 説、<2007>極楽島殺人事件
チョン・ジョンミョン <2001>花 喫茶店 純情、 <2002>アーユーレディー?、<2004>20のアイデンティティ、
<2005>台風太陽、<2006>強敵、<2007>ヘンゼルとグレーテル

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【レビュー&ネタバレ】
SBSのミニドラマ 男と女シ リーズの「花喫茶店 純情」でございます。
約1時間という短いドラマよ。「韓流恋愛専科」というDVD-BOXで発売されたわよ。
パク・ソルミがブレイクするきっかけになった作品だとか。
清純なパク・ソルミと、華やかで派手なパク・ソルミ。
彼女の両面を見ることができるわ。
でも、やっぱりパク・ソルミは華やかな方が似合うわね。

’꽃다방(コッタバン)’は、きちんと訳せば’花茶房’
’茶房(タバン)というのは、喫茶店は喫茶店でも、女の子のいる喫茶店で、
女の子がお客の相手をしながらコーヒーやお茶を飲みお店。
映画でもよく出てくるわ。
ユア・マイ・サンシャインのチョン・ドヨン、
吹けよ、春風>のキム・ジョン ウンが演じ ていたのが、タバンで働く女の子。
コーヒーの出前がタバンの稼ぎどころで、売春などもしております。

パク・ソルミは、行く当てもなく、仕方なくタバンで働くことにするのだけれど、
純情で真面目なために、まともに仕事ができず叱られてばかり。
タイトルの’순정(スンジョン:純情)’ですが、パク・ソルミの役名なのね・・・ダサ・・・・
けど、SBSのサイトでは、’경비(キョンビ) ’という役名になっているので、源氏名?
同僚のシンジャは’ヨンス’と呼んでとか言ってるけど、本名で呼ばれてるのよね。
シンジャはしょっちゅう名前を変えてるから相手にされてないのかな?
どっちなのかよくわかりません。
このシンジャが可愛くて、イイコで、大好きなの。
クワイエット・ファミリーの末 娘、コ・ホギョン
キレイになっちゃって。

チョン・ジョンミンは、日本では知っている人少なすぎるのでは?
翌年2002年、ドラマ’悪い女たち’では、今度はパク・ソルミの弟として共演してます。
どう見ても、主役級の風貌ではないのよね・・・


とりわけ面白い内容ではないけれど、
主演はパク・ソルミだし、シンジャがすごくイイコでせつなくなるのよ・・・
1時間ドラマにしては、かなり充実していてお得な感じ。
ただ、ラストは驚くわ。え゛・・・・と、しばらく呆然。
賛否両論・・・・というより、これはガッカリされる人が多いでしょう。
でも、究極の幸せを描いたのかもしれないわ。
’現実’という、残酷で醜い世界に陥らず、いつまでも’美しい純愛’


ストーリーは・・・・・

スンジョンは、借金取りに追われ、田舎でタバンのホステスとして働く。
そこで出会ったのが、自分を助けてくれた男ホンテ。

スンジョンは 売り上げが悪く、ママに怒られ配達に出かける。
ホンテが車で送ろうとするが、ホンテが車を寄せた拍子に足を滑らせ、コーヒーを落として しまう。
ホンテは慌ててコーヒーを取替えに戻るが、
戻ってくると、スンジョンは気にもたれながら眠っていた。
眠るスンジョンを見つめ、スンジョンの隣りに座り肩を貸すホンテ。
しかし、いつのまにかホンテも眠ってしまう。
スンジョンは目を覚まし、隣りのホンテに気づいて思わず笑い出してしまう。

スンジョンはいつになっても客の相手をすることができず、客に殴られてしまう。
シンジャのスクーターの後ろに乗って帰るスンジョン。
「行きなさい。ママには逃げたと言っとくわ」
シンジャはスンジョンをスクーターから降ろし、逃がしてやる。
しかし、スンジョンは戻ってくる。
「私はやるわ。きっとできる」
化粧を連取し、ウォーキングの練習をするスンジョン。
そんなスンジョンを見て、シンジャは化粧やウォーキングを教えてやる。
この仕事を始めた頃の自分を思い出して居た堪れなくなったのだと・・・

しだいに惹かれあうスンジョンとホンテ。
しかし、それがママであるホンテの姉にバレてしまう。
ママにとって、年の離れた弟ホンテは、息子同然であり、生きがいだった。
二人の仲を認めないママ。
「こんな暮らしは、私一人で十分よ。水商売の女とボクサーじゃ、暮らしは目に見えてる」と。
そして、ママはスンジョンを呼び出す。
スンジョンを探しにやってきた借金取りに、居所は黙っておいた。
かくまってやったんだから、身を引けと諭すママ。
シンジャに励まされ、妹たちと暮らすことだけを考えて仕事に励む決意をするスンジョン。
派手なかっこうで男に媚を売るスンジョンに居た堪れなくなったホンテは、
無理矢理スンジョンの手を引いて、店に連れ帰る。
「今日は俺が買う。金ならちゃんとやるよ。満足か?」
と言って、ママに向かって金をバラまいて立ち去るホンテ。

海辺の民宿にやってくるホンテとスンジョン。
「私たちは別々の道を生きるしかないわ。だから今夜だけ…私をあなたにあげる」
と言って、ブラウスのボタンをはずすスンジョン。
ホンテは居た堪れず、外へと出て行ってしまう。後を追うスンジョン。
スンジョンはホンテに語る。
「もし結婚できても、何一つ変わらないわ。あなたは、叶わない夢をずっと追い続ける。
貧しい暮らしに疲れて、互いに罵ったり憎みあったり するかも。
顔を見るのも嫌になり、いつか逃げ出すかもしれないわ。
高級マンションがいい、ボロアパートは飽き飽き。
高級レストランでワインが飲みたい、 キムチなんか嫌。
高級な指輪がほしい、安物の服なんか着たくない。
いつも不平不満ばかり、毎日あなたを責めて暮らすかもしれない。きっとそうなるわ。
わ かってるのに…あなたが好き。どうしたらいい?」

二人は一夜限りとわかっていながら、愛し合う。
翌日、スンジョンたちが戻ると、ママは借金取りに電話をしてしまう。
二人を引き裂くために。
スンジョンは借金取りに連れられて行ってしまう。
スンジョンの後を追うホンテ。
男たちにこっぴどく殴られるホンテ。
そして、コンクリートに頭を打ちつけてしまう。
ホンテの頭からは、大量の血が・・・
ホンテに泣きすがるスンジョン。
「殴られるのは得意だ。俺、君のためなら、いくら殴られても平気だよ」
ホンテは笑う。

時が流れ─

ホンテは、ボクシングのチャンピオンの真似をして、
近所の子供たちからバカにされ、殴られる。
命は助かったが、頭を打ったことで脳に障害が出てしまったホンテは、
幼児並みの精神となってしまう。
スンジョンはそんなホンテの面倒を看ながら、
シンジャに渇を入れ、ママ以上にヤリ手のホステスになっていた。
「ヌナ(親しい年上の女性の呼称)また、あいつらにヤラれた」
ホンテはスンジョンに泣きつく。
「大丈夫。私が代わりに叩かれてあげる。寒いわ、早く帰りましょ」
スンジョンはホンテと 肩を寄せ合い歩いて行く。

END

なんだか、最後はあまりにもせつないわ・・・別の意味で。
なぜこんなラスト・・・・
ある意味、究極の純愛だけれど・・・
生活に追われ、毎日ホンテを責めながら暮らす生活が現実とならないためには
これはある意味、本当の幸せなのかと・・・
mocaは絶対に納得できませんが・・・
そこまでして自分を守ってくれた相手のためになら、
女はここまで変わることができる・・・
それが女の純情・・
そういうことでしょうか。

けど、シンジャへのあの態度はあんまりだわ・・・
あんなに優しく、よくしてくれたシンジャに・・・
「かけといて」
って、コートを投げつけて・・・・
引き裂かれた二人のために涙を流した人よ?
せめて、シンジャとは深い絆で結ばれながら、仲良く暮らして欲しかったのに・・
ラストがキラい。





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