*花嫁はギャングスター* 韓国映画レビュー100作以上あらすじネタバレ

花嫁はギャングスター　　My Wife Is a Gangster　

　原題：極道の女房　조폭 마누라（チョポクマヌラ）　＜2001＞

オススメ	ストーリー	韓流王道	泣き	笑い	名作	映像
○	○	×	×	△	×	×

ヒョンニム（兄貴）と呼ばれる生きた暗黒街の伝説ウンジン（シン・ウンギョン）。武器のハサミ一つで男世界の暗黒街を評定した彼女だが、幼い頃に孤児院で別れた姉との辛い過去がある。辛うじて捜し出した姉は胃ガンの末期。死を目前にした姉の最後の願いは、ウンジンが幸福な家庭を築いて平凡な女として暮らすこと。こうしてウンジンの深刻な結婚作戦が始まる。

一方、愛らしい妻と暖かい家庭を夢見る平凡な男スイル（パク・サンミョン）は、町役場の末端職員。58回も見合いをしても断られるばかり。ウンジンは、笑えない何度かの見合いの後、忠実な腹心マジンガー、パンツ、パダの助けを得ておとなしそうなスイルとの結婚を決心する。

新婦が極道であることも知らずにひたすら新婚の夢を見るスイル。しかし、彼を待っていたのは、寝床を拒否し、ともすれば足蹴りで対応するウンジンの無差別暴力であった。

【予告編】

監督	チョ・ジンギュ	＜2001＞花嫁はギャングスター、＜2004＞オッケドンム（竹馬の友）、＜2006＞花嫁はギャングスター 3
出演	シン・ウンギョン	＜2001＞花嫁はギャングスター、＜2001＞これが法だ、＜2002＞恋する婚活プランナー、＜2003＞SSU、＜2003＞花嫁はギャングスター2、＜2005＞ミスター主婦クイズ王、＜2005＞6月の日記、＜2010＞二人の女
出演	パク・サンミョン（朴相勉）	＜1998＞トゥ・コップス３、＜1998＞ドクターＫ、＜1999＞新装開店、＜1999＞NOWHERE 　情け容赦なし、＜2000＞反則王、＜2000＞なせば成る、＜2000＞リベラ・メ、＜2000＞ヒューマニスト、＜2001＞花嫁はギャングスター、＜2001＞達磨よ、遊ぼう、＜2002＞恋する婚活プランナー、＜2002＞盗られてたまるか、＜2002＞ベイビィ・パニック僕らの育児奮闘記、＜2003＞セックスインポッシブル～男はみんな狼だ！～、＜2005＞恋の潜伏捜査、＜2005＞おまえを逮捕する、＜2007＞浮気日和、＜2007＞大誘拐～クォン・スンブン女史拉致事件～、＜2007＞マイ・ボス　マイ・ヒーロー3、＜2010＞アタック・ザ・ガス・ステーション！２、＜2010＞キミの記憶をボクにください～ピグマリオンの恋～（日韓合作）

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【レビュー＆ネタバレ】

原題は直訳すれば「組織の妻」であり、「暴力組織の妻」でございますが、
「奥様は極道」というタイトルが浸透してますので、そのままにしてございます。
この映画、実はすごい記録を打ち立てているのです。
あの＜猟奇的な彼女＞の興行成績を追い越したのですから。
↑のポスターとは違って、シリアスでも、ノアールでもない、
アクションコメディでございます。
ゲラゲラ・・・
というほどまでもないけれど、けっこう笑えます。
mocaはわりと好きです。
とはいっても、オススメしているわけではございません。
「暇つぶしにはいいかなぁ」程度でございます。
アクションコメディだけあって、ストーリーは単純。
頭も使わず、スッキリ終わります。
パク・サンミョンの妙演に笑ってくださいませ。
シン・ウンギョンも、クールな顔で笑わせてくれますわ。
笑いのツボは人それぞれで、
この映画は韓国の笑いのツボだと思うわ。
日本人好みではないでしょうね。
韓国人はこういう単純な笑いがお好きのようよ。

そして、この映画にはヨン・ジョンフンが出演してるのよね。
脇役キャラなんだけれど、見込まれたのかしら？
要所、要所で顔を出しているわ。
「ここになぜ？」というようなわざとらしさもあって・・・（笑）
武闘派ではなく、組織の頭脳派のようで
メガネをかけてちょっとステキ。
まだ若いのよねー
可愛いというか・・・
ほんのちょっとの出演でも、嬉しいわ。
この頃の映像は貴重だもの。

チョイ役で、いろんな人の顔が見れますわ。
シン・ウンギョンの姉に＜ガラスの華＞のギテ母イ・ウンギョン。
シン・ウンギョンの偽両親に、キム・インムン씨
ラストには、＜白夜＞のチェ・ミンスがカメオ出演しておりますわ。
シン・ウンギョンの部下には、アン・ジェモ、キム・イングォン。
シン・ウンギョンのボスには、＜新貴公子＞や＜ホテリアー＞をはじめ、
数々の映画で見かける名脇役のミョン・ゲナム。

ストーリーとしては・・・
死に行く姉のためにどうしても結婚しなくてはならなくなった極道の女ボス。
見合いでことごとく失敗するものの、
偶然出会った冴えない男スイルと何とか結婚に漕ぎつけて・・・
その結婚までのドタバタと、結婚後のドタバタ
そして、二人の間にも愛のようなものが芽生え始めて・・・

けっこうラストは好きなの。
結末ネタバレになりますので、ご注意を。

白鮫派と決着をつけることになったウンジンはアジトの倉庫に乗り込むが
そこで散々痛めつけられて流産してしまう。
「俺を騙したのは許す。しかし、ヤクザはいけない」
と、ウンジンに足を洗うよう頼んだスイルは、ウンジンとの離婚を考えていたが、
ウンジンの流産を知り、大怪我したウンジンの姿を見て
一人、白鮫派に乗り込み、
ガソリンを撒き火をつけ、皆殺しにするの。

そして、ラスト。

次なる敵との戦い（カメオ出演のチェ・ミンス）
ヤクザ風ファッションに、鋭い目線。
子分からウンジンのハサミを受け取るスイル。
そして、最前線で構えているウンジンにハサミを手渡す。

というわけで・・・

純真ないい子ちゃんだったスイルは、
ウンジンと共に歩くことにしたわけね（笑）
けっこう笑えて、好きなラストでしたわ。

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