狐怪談 Whispering Corridors 3:Wishing Stairs |
原題:女子高の怪談 3番目の話:狐階段 여고괴담 세번째 이야기:여우계단(ヨゴグェダム セボンチェ イヤギ:ヨウゲダン )<2003> |
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監督 | ユン・ジェヨン | <2003>狐 怪談 |
出演 |
ソン・ジヒョ |
<2003>狐
怪談、<2004>サム~Some~、
<2007>セックス イズ ゼロ 2、 <2008>霜花店(サンファジョム)-運命、その愛、 <2010>あなたを愛しています |
パク・ハン ビョル |
【レビュー&ネタバレ】 |
1998年 囁く廊下~女子高怪
談~ 1999年 少女たちの遺言 2003年 狐怪談 2005年 声(Voice) 2009年 心中 女子高の怪談シリーズの第三弾 mocaは二作目しか観ておりませんが、 前作の「少女たちの遺言」よりは、ずーっとよい出来です。 ほんとに、あの映画はいったい何だったんだ? 最後はパニックになり、巨大化した主人公が現れたり、 思いっきり破綻してました。 あれを「ホラー」と呼んだらいけないわ・・・ それ以外に面白い部分はあるのだけれどね。 さて、この「狐怪談」ですが・・・ たまたま日本語では、「怪談」と「階段」が同音異義語なのよね。 なので、原題の「狐階段」をもじって、「狐怪談」になっておりますが、 なんだか、オーソドックスで陳腐になっちゃったわね。 そんなことは、どーでもいいわ。 気味悪さや、ホラーちっくな要素も前作とは雲泥の差。 なんですが・・・ どうもこのシリーズ。 長編初挑戦の新人監督に撮らせるようで、 それがいけないのでは? 本当に、「ホラー」だから、細かいところは目をつぶりましょう・・・ でごまかせるかもしれませんが、 「意味がわからない」ことがホラーだと勘違いされていないでしょうか・・・ この<女子高怪談シリーズ>は、ホラーとしては破綻していても、 引き込まれるような魅力があるのよね。 今回の主役はソン・ヒョジュと、パク・ハンビョル。 ハンビョルって、なんかすごい名前ねぇ・・・ 意味的には、 「一星」か、「韓星」なのでしょうか。 前者だと思うけど。 ハンビョルちゃんの公式サイトで、星が使われているので、 星であることは確かだと思いますが。 このハンビョルちゃんが可愛いのよー この子を見るために、この映画見たんだもの(笑) なので、どんなに破綻した映画だとしても、それなりに満足(笑) 「チョン・ジヒョンの再来」 「第二のチョン・ジヒョン」 と言われるだけあって、かなり似ております。 チョン・ジヒョンに似ていると言われるのを本人は相当嫌がっていて、 そのせいなのか、はたまた、似ていることが仇になっているのか、 演技の方はほとんどしてないのが残念・・・・ 音楽番組のMCとか、そんなのばかりです・・・・・ 私生活では、SE7ENの彼女だという噂で。 性格はすごい悪いとかいう噂もあるけれど、 こんな可愛い彼女なら羨ましいわ。 ジンソン(ソン・ジヒョ)とソヒ(パク・ハンピョル)は 女子校のバレエ科に通う仲の良い友達。 どこに行くにも二人一緒 で、 ソヒは、ジンソンと共にロンドンの舞台に立つことを夢見ていた。 一方ジンソンは、ソヒとの友情を持ちつつも、 天才的な才能を持つソヒへの羨望と嫉妬を抱えていた。 校舎と寮の間に、<狐階段>と呼ばれる28段の階段がある。 しかし、稀に29段を数えることがある。 「狐よ、狐。私の願いを叶えて」と、願いを口にすれば必ず叶う、という噂があった。 クラスの嫌われ者ヘジュ。 彼女は太っていることをからかわれ 「痩せますように」と狐階段に祈る。 みるみるうちに痩せていくヘジュ。 クラス中が目を見張った。 そんなヘジュを見たジンソンは、階 段で29を数えた後、狐に祈った。 「私をコンクールで勝たせてください」 近々行われるコンクール。 出場出来るのはたった一人。 選考会でジンソンは、ソヒのトゥシューズの中にガラスの破片を忍ばせる。 しかし、ソヒは痛み屈することなく見事に踊りきり、代表に選ばれた。 傷心し、惨めな気持ちで帰宅するジンソンをソヒが追いかける。 ジンソンがカラスの破片を仕込んだと気づきていながら、ジン ソンを責めもしない。 そんなソヒが疎ましく、 「大嫌い」 と、ジンソンはソヒを振り払い、 その拍子にソヒは階段から転落してしまう。 怪我をしたソヒに代わり、代表に選ばれたジンソン。 そして、コンクールで優勝する。 しかし、ソヒは怪我により、一生踊れない足になってしまっていた。 そのことを知ったジンソンは、見舞いに訪れながらも会うことができずに帰宅する。 その夜、寮のジンソンの部屋にソヒがやってきた。 狐階段に「ジンソンと永遠に一緒にいさせてください」と祈ったと打ち明ける ソヒ。 二人は久しぶりに心を通わせるが、夜が明けてみるとソヒの姿はなかった。 ジンソンが登校すると、驚くべき知らせが待っていた。 ソヒは昨晩、病 院から投身自殺したというのである。 ソヒに怪我を負わせたジンソンは、クラス中から無視されることになる。 ソヒに憧れていたヘジュ。 ヘジュは狐階段で、「ソヒ帰ってきて」と祈りを捧げる。 その夜、ヘジュの部屋にソヒが現れる。 この後は、前作「少女たちの遺言」同様、破綻しちゃってよくわかりませんわ。 「願いも叶えてくれるが、その代わり、狐の呪いも返ってくる」 という、狐の呪いのせいなんでしょうけど、 ヘジュが疎ましい同級生を殺害して、その遺体を元に作品を作ったり、 焼身自殺してしまったり・・・・・ ちょっとホラーちっくな展開になるわ。 死ぬ前に、「ソヒが毎晩部屋に来るの・・・」と呟いていたヘジュ。 そして、ジンソンの前にもソヒの亡霊が現れる。 逃げ惑うジンソン。 ソヒの願い。 「ジンソンと永遠に一緒にいさせてください」 死んだソヒと一緒にいるということは・・・ ジンソンをあの世に連れていくということで・・・・・・ コンクールへの出場と引き換えに、 ジンソンは命を失うという残酷な結果になるわけね・・・ |
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