覆面ダルホ Highway Star |
原題:覆面ダルホ 복면 달호(ポンミョン タロ) <2007> |
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監督 | キム・サンチャン キム・ヒョンス |
<2007>覆 面ダルホ |
出演 |
チャ・テヒョ ン |
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イム・ジェム |
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イ・ソヨン |
<2003>ス
キャンダル~朝鮮男女相
悦之詞~、<2005>羽根、 |
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チョン・ソ ギョン |
<2000>キ
リマンジャロ、<2001>MUSA
-武士-、<2003>英語完全征服、 |
【レビュー&ネタバレ】 |
ご存知、シャ乱Qの<演歌の花
道>のリメイク。 キム・サンチャン監督が日本に留学した際に観覧し、すぐさま版権を購入したそう。 オリジナルとはすこーし筋書きが変わっております。 ちなみに、日本版のヒロインは瀬戸朝香。 日本版ラストはシャ乱Qを結成し、幕を下ろすようですね(観てません)。 覆面ダルホのラストは、もちろん独自のラストで締めくくります。 ちなみに、日本公開もエイベックス配給で決定しております。 観客動員数は161万人。 ヒットと呼ぶにはビミョウな数字ですが、2007年上半期の5位ですからバカにはできませんね。 ストーリーが破綻しているわけでもないので、笑いのツボにハマるか、ハマらないかでしょう。 moca的には、三流コメディー&三流ラブストーリー。 笑える場面もいくつかあるのだけれど、観終わった後の「あぁ、面白かった」には届かない。 チャ・テヒョンとイ・ソヨンのラブストーリーも、薄っぺらすぎて何も感じない.... <感動>を狙ったダルホの演歌への目覚めについても、「これで感動しろと?」という感じ..... すべてにおいて足らなすぎ。 ただ、やっぱり<チャ・テヒョン主演>とくれば、観たくなりますわよね。 同じコメディーで比べれば、<ハッピー・エロ・クリスマス> よりも、数倍笑えて楽しいです。 演歌もトロットも興味ないmocaですが、劇中で歌う’二車線の橋’はよいです。 そして、準主役の俳優さんたちがよいのです。 【左:イム・ジェム、右:チョン・ソギョン】 ↑この二人を見ただけで、映画を観たくなりませんか? イム・ジェムはこの映画が映画での初主演のようですが、すごい存在感ですね。 もっと観たくなります。 さて、ストーリーですが..... まぁ、ロック歌手が’演歌歌手’として売り出されてしまう物語でございます。 きちんと確認もせず契約書にハンを押してしまったので、後戻りも許されず................ 順調にデビューも決まったけれど、出演しようとしてみれば....... 以前トラブルを起こした先輩歌手も出演することを知り..... 咄嗟にその場にあった仮面を被ってしまうわけですね。 ’ある事情’というのはそういうわけで、そこに期待しても楽しめません。 この程度です。 しかし、焦りまくるチャ・テヒョンが’厚化粧して’と、メイクさんを困らせる場面はかなり笑えますわよ。 必見。 あとは、単に人気モノになっていくダルホと、同じ事務所の演歌歌手ソヨンとの淡い恋模様が描かれます。 そして、散々演歌を’恥’だと思っていたダルホが、演歌の心に目覚めていく、と.... ストーリーはそんな程度でございます。 ↓ では、思いっき りネタバレしていきますので、未見の方はご注意です↓ 一躍スターになったダルホ。 しかし、そのせいで恋するソヨンともスキャンダルを気にして会うこともできない。 ダルホに会ったソヨンは、’変わってしまった’と、嘆いて去って行く。 ’演歌が恥ずかしいから覆面をしているんでしょ’と、痛烈な言葉を浴びせながら。 そんなソヨンの言葉に自分を省みるダルホ。 そして、歌謡際。 大賞を受賞したダルホは、みなの前で覆面を脱ぎ捨てる。 ’実は、演歌が恥ずかしくて覆面を被っていた’と告白するダルホ。 「愛と演歌の心を教えてくれた彼女のために歌います」 そうして、ポンピル(ダルホの芸名)は更に人気が上がる。 時が流れ─ ポンピルのコンサート。 ダルホは’二車線の橋’をしっとりと歌い上げると、会場は一変。 バンドがスタンバイし、ダンサーと共に踊りながら’二車線の橋’ロックバージョンを歌うダルホ。 というわけです。 ストーリー自体はホントに薄っぺらいですわよ。 ただ、この映画のよさは他にあると思うので、気になる方はチェックです。 チャ・テヒョンもビックリするくらいかっこいいのはなぜ? それと、moca的にはロックバージョンのステージが好みです(笑) 厳密にいうと、ロックじゃないでしょう...ですが。 観てるだけで楽しいです。 ちなみに、チャ・テヒョンはアルバム2枚を出してますので、一応歌手です。 |
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