チム~あこがれの人~  Tie a Yellow Ribbon
 原題:チム 찜(チム)<1998>

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チム~あこがれの人~

オールドミスの香水 研究員ユン・ジェヨン(キム・ヘス)は、完壁な結婚条件を備えた男を夢見る少女のような女性。

そんな彼女に弟チョリの親友、放送局で子供番組の助演出を受 け持つミン・ジュンヒョク(アン・ジェウク)が一目惚れ。

ある日ジュンヒョクは、酔い潰れたジェヨンを背負ってホテルに連れて行く。だが、そのことでジェ ヨンの逆鱗に触れ、二度と顔も見せるなという通告を受ける。

もはや友人の姉として会うことさえ不可能になったジュンヒョク。その時、先輩が完壁な女装をし てジェヨンに接近しろという素晴らしい提案をする。




監督 ハン・ジスン <1996>ゴースト・ママ、<1998>チム~あこがれの人~、<2001> エンジェル・スノー、
<2007>けんか

出演

キム・ヘス (金恵秀)

出演作品一覧

アン・ジェウ ク(安在旭)

<1997> ラブラブ、<1998>チム~あこがれの人~、<1998>キスしましょうか(ファースト・キス)
<2003>愛と、死を見つめて(空の庭園)
カン・ソンジン <1998>チ ム~あこがれの人~、<1999>ア タック・ザ・ガス・ス テーション!、<2001>ヒューマニスト、
<2001>風林髙、<2001>達磨よ、遊ぼう、 <2001>黒水仙、<2002>おもしろ い映画、
<2002>ライターをつけ ろ、<2002>ジェイル・ブレーカー、<2003>人生の 逆転、 <2003>シルミド
<2004>サム、<2005>美 しき野獣、<2006>アパートメント、 <2007>撃つ、
<2007>クォ ン・スンブン女史拉致事件、<2008>彼女は美しかった、<2009>ドル(石)プレーヤー

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【レビュー&ネタバレ】
1998年5月韓国公開。
↓のキャプチャーや、↑のスチール写真でおわかりの通り、
ちょー古い映画でございます。
チム(찜)とは、「事前予約した」という意味の若者が作った造語だそうです。

根強いファンがいるようですが、moca的にはアン・ジェウクは全く興味なし。
韓国の俳優として認識さえしていないほど。
あぁ、いたね... くらい。
そんなわけで、すこーしも見る気にならなかった作品。
しかも、パッケージの写真はヒドすぎでしょう.... まるでニューハーフが二人........
けれど、近年の映画のつまらなさから、最近ちょっと気になりだして....
久々の大正解!
いやぁ、昔の映画って、単純だけど面白いわね。
恋する相手のために女装する、なんて発想以外は、てんで普通。
どこにでも転がっているような三流ラブコメ。
なのに、少しも飽きない。

ハン・ジスン監督の最新作 けんか は同じラブコメでも最悪。
久々の監督で、カンが鈍ってしまったのでしょうか。
それとも、勝因と敗因は俳優にあるのでしょうか。
この映画の俳優陣は素晴らしい。ですが、けんかのキ ム・テヒは最悪でしたからね....
この映画をキム・テヒが演じたらつまらなくなったでしょうし、
けんかをキム・ヘスが演じたなら、もっ と面白かったように思います。

ストーリーは単純。
二度と顔を見せるなと通告されショックで入院してしまうほど好きな女性に、
友達としてでもいいから会いたいと、女性に成りすます。
そんな時、女性は昔の恋人と再会し交際し始めてしまう。
やるせない想いを抱えつつ、友達として女性のそばでアドバイスし続ける。
本当に女同士だったら平凡でしかない日常を
中身が男性ということから、面白おかしく描いています。

意表をついたのがキム・ヘス。
思えば、キム・ヘスのコメディーは初めてみたかも。
すげー面白い。
マジ可愛い!
キャンキャン吠えてるようなしゃべり方が、たまらない!

でもって、キム・ヘスの弟役のカン・ソンジンがこれまた痛快に笑わせる!
カン・ソンジンのコメディーは最高よ!
なんでもっとコメディーに出さないのかしらねぇ?

ちょっと気分が滅入っている時には、気分が爽快になりそうよ。
かるーく見れて、笑えて、スッキリよ。

アン・ジェウクの女装は、どっちを狙ったのか、ちょっと謎。
劇中のセリフからすると、たいそうな美女のようですが、どう見てもトッツィー並のキモさ。



アン・ジェウクに女装させれば美しいだろう!と、狙っていたのに、開けてみれば... ってことなのかしら?
見た目は笑うしかありませんが、演技は素晴らしい。
笑いのツボを押さえた天才的な演技力を感じたわ。
アン・ジェウクのオカマ役とか、もっと見てみたい。

【ミン・ジュン ヒョク】
アン・ジェウク 
【ユン・ジェヨ ン】
キム・ヘス
【ユン・チョ リ】
カン・ソンジン
【ソンミン】
チェ・チョロ
【ジング】
イ・ドゥイル
【ジュンヒョク の父】
キム・ヒラ
【ジュンヒョク の叔父】
チュ・ホソン

お徳なのは、あまり見かけない俳優の出演が多数。

ドラマ<あの青い草原の上で>のチェ・チョロが、キム・ヘスの恋人役で出演分量の多い役で出演。
しかも、ホワイトクリスマスの麻薬常習犯や、クワイエット・ファミリーの心中する男女に比べ
至ってフツーの役どころ。
小型飛行機にキム・ヘスを乗せ、温かく微笑むところなんて、眩暈がしそう。

MUSA-武士-のお坊さん、イ・ドゥイルがア ン・ジェウクの先輩のメイク役。
あの役が強烈すぎて、普通の役は見れないかも...
と思ってたけれど、メイク役だからか、ちょっとオカマっぽくて、違和感なかったわー
姿は変わっても、やっぱり好き。
ポチャポチャしたところが、また可愛い。

でもって、日本ではあまりお目にかかれないあの方!
チャン・ナラと、師の恩のチャン・ソンウォン兄妹 の父、チュ・ホソン。
なかなかユニークな味のある俳優さん。

で、特別出演がまた豪華!
キム・ヘスが友達から紹介された男として、キ ム・スンウが登場!
妙なおかしさを演出する素晴らしさ!



そしてもう一人、冬のソナタのクォン・ヘヒョも、紹介される男の一人で登場。(↑のスチール写真)
ヘヴィメタ狂で、これまたおかしすぎ!
しかし、10年の歳月って人間をこうも変えてしまうものか....
10年前のクォン・ヘヒョは、妙にイイ男。





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