ボーン・トゥ・キル  Born to Kill 
 原題:ボーン・トゥ・キル 본투킬(ポントゥキル) <1996>

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ボーン・トゥ・キル

キル(チョン・ウソン)は、幼い時に鉄道で自殺しようとした母の手から逃げた 後、暗黒街のキラーとし て育てられる。

マルボロのタバコ、コーラ、カップ麺、冷蔵庫の中の現金、ギラギラした刃のナイフ一本、オートバイ、猿のチチとの交流が生活の全てであるキ ルは、自分に与えられたキラーの任務を黙々と遂行する非社会的人物。

干からびた大地に降る小雨のように、彼を刺激するのは酒場のホステスで歌手志望のスハ (シム・ウナ)だけだ。キルは、夜遅くに燈台のように明るくなる彼女のアパートを見て小さな幸福を感じる。

ある日、道に倒れているスハを見つけたキルは、 彼女を家まで送り、スハに対する感情が愛に変わる。だが、愛という感情はキラーには致命的な弱点。
【予告編】
監督 チャン・ヒョンス(張賢秀) <1994>ゲームの法則、< 1996>ボーン・トゥ・キル、<1998> 男の香り、<2004>誰にでも秘密がある
<2004>20のアイデンティティ

出演

チョン・ウソ ン(鄭雨盛)

出演作品一覧

シム・ウナ (沈銀河)

<1995> サランヘヨ あな たに会いたくて、<1996>ボー ン・トゥ・キル、<1998>八月のクリスマス
<1998>美術館の隣りの動物園、<1999>イ・ジェスの 乱、<1999>カル、<1999>イ ンタビュー

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【レビュー&ネタバレ】
10年前の映画ですわ よ・・・・・・・
そりゃ、チョン・ウソンも、シム・ウナも若い。
若いけれど、10年・・・という歳月を感じないわ。二人とも、あまり変わってないわよね。
チョン・ウソンはシム・ウナが引退後も連絡を取っている数少ない芸能人の一人。
それを聞いて’スゴイ!’と思ったわね。
あのシム・ウナに心を許させるだなんて・・・・・・・
それを知って、チョン・ウソンはちょっと気になる存在。
二人は、ドラマ<恋愛世代(1.5)>でも共演していて・・・ちょうど同時期よね。
放送は1995~1996年くらいだった?
映画とドラマで同時期に共演したら、相当長い間一緒にいるわよね。
年齢的にも同学年で・・・・
恋愛関係に発展せず、友達関係を築いたというのは・・・ちょっと羨ましいかも。

内容としては、’殺し屋が恋をした・・・’という悲恋の物語。
ですが・・・
シチュエーションが、チョン・ウソンの出演したデイジー と同じじゃん(笑)
というより、殺し屋が恋をしたら命取り・・・というのは当たり前のことで、
この映画は10年も前の作品だから、当時は新鮮だったのでしょうか???
内容もオーソドックスで、かなり平凡な感じでございます。
ストーリーはテンポよく展開するけれど、内容がかなり稚拙で、物足りないでしょう。
一昔前のハードボイルド。
DVD化されても、「つまらないだろうなぁ・・・」と予想がついちゃって、なかなか手が出せず。
予想通りでしたわ。
この監督、なにゆえこんなにたくさん映画が作れるの?
実力あるように思えないのは、mocaだけですか?

見所は、チョン・ウソンのかっこよさくらいでしょうか?(笑)
本当に、この↑ポスターもすごいわよ。同じ人間とは思えないほどの美形。
シム・ウナはなんて言えばいいのか・・・
やっぱり、あまりこういう役は似合わない・・・シム・ウナが演じるなんてもったいない・・
何でも演じれるし、上手いけれど・・・もったいないわ・・・
チョン・ウソンとはお似合いですけど。

それと、チョン・ウソンの上司的存在(ボスではないので)
アウトライブ~飛天舞~で、キム・ヒソンの 父を演じ たキム・ハクチョル。
彼の鬼気とした演技はすごいかも・・・・
かなり許せないキャラクターですけどね・・・ 殺してやりたい。
そして、ボスは、ドラマ<初恋>のイ・スンヨンの父だったチョ・ギョンファン。
やっぱり貫禄あるわよねー
大好きなのに、あまり見る機会がなくて寂しいわ・・・

あと、お猿ちゃんがキュートです。

チョン・ウソンは世間と断絶して暮らしている殺し屋。
無口で優しい・・・けれど、任務となれば情け容赦なく相手を鮮やかに殺害する。
というキャラクターですが、その優しさがなかなか伝わってこないのよね・・・
心中しようとした母の手を振り切って自分だけ生き残り生きてきた・・・そんな孤独な男ですが、
その孤独さも、苦悩も、まったく見えず・・・
’キル’という男の’人間’の部分をもっと描いてくれたら・・・
けれど、シム・ウナ演じる’スハ’の方が、よくわからない・・・・・
頭が悪く、勝手で、蓮っ葉な女にしか思えない・・・
歌手になりたくてソウルに出てきて、’歌手にしてやる’という言葉に騙されて
お金と体を貢ぎこんで・・・・
騙されても凝りなくて・・・ 簡単に人を裏切って・・・
これが人間臭いのかもしれないけれど、どうも共感できませんわ・・・
二人が愛し合う過程も、ちょっとイマイチで・・・・
スハがキルを愛するのはわかるけれど、キルはスハのどこに惚れたと?

チョン・ウソンファン以外にはススメません。

展開としては、すぐに読めます。
愛したら命取りの殺し屋ですから・・・・・・・





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