| 私の頭の中の消しゴム A Moment to Remember |
| 原題:私の頭の中の消しゴム 내 머리 속의 지우개(ネ モリ ソゲ チウゲ) <2004> |
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| 監督 | イ・ジェハン | <2002>The Cut Runs Deep、<2004>私の頭の中の消しゴム |
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出演 |
チョン・ウソ ン(鄭雨盛) |
出演作品一覧 |
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ソン・イェジ ン(孫藝珍) |
<2002>
醉画仙(チファソン)、<2002>永遠の片想い(恋愛小説)、
<2002>ラブストーリー、 |
| 【レビュー&ネタバレ】 |
| メロー映画の最高峰。 泣かずにはいられない・・・号泣必須の名作です。 日本のドラマ<Pure Soul~君が僕を忘れても~>のリメイクですが、 そのリメイクを更に日本でリメイクするという程、爆発的ヒットを記録。 <Pure Soul~君が僕を忘れても~>を放送した日テレでは、再リメイクを決定。 主演は、深キョンこと深田恭子とミッチーこと及川光博 「火曜ドラマゴールド」(火曜・後9時)で今春(2007年)放送予定。 この、<私の頭の中の消しゴム>の爆発的ヒットは、 チョン・ウソンあってのことだと言えると思うわ。 チョン・ウソン自体もそりゃーかっこいいけれど、 彼が演じるチョルスのキャラクターが、女心をくすぐるのよね。 ワイルドで、無骨で・・・なのに、優しくて・・・ そんなチョルスが、スジンの病気を知り、 懸命に、献身的に、愛し、尽くし・・ 彼の瞳、表情には、スジンへの愛が溢れていて・・・ ハッピーエンドを願わずにはいられなくなるわ。 結婚式の二人は本当にステキよ。 ソン・イェジンも美しいし、 チョン・ウソンも最高にかっこいいわ。 本当に惚れ惚れ。 チョルスがスジンに手品を見せるのだけれど、 チョルスが落ち込んでいる時に 今度はスジンが手品を見せて、励まして・・ どちらかの一方的な想いではなく、互いが互いを想い合って 支えているところがよいのよね。 この屋台でのスジン、すごく好きだわ。 あの風呂上りのガウンのシーン。 果たしてどこまで脱ぐのかと、公開前は話題になったけど、 「絶対に脱ぎません」 と公言していただけあって、あの程度。 moca的にはどうでもいいんだけど。 それよりも、スジンを抱きかかえ足でドアを閉めるチョルスがステキ。 たいして違いはないかもしれないけれど、 ディレクターズカット版を見て欲しいわ。 よい映画は、じっくり長く味わいたいじゃない? この作品には、<許し>が隠れたテーマになっていて、 まずは不倫をしていたスジンへの父親の<許し>から始まるわ。 不倫をした上に、スジンに振り回され・・ けれど、「そんなことあったか?」と、とぼけてみせる。 「忘れっぽいのも才能だな」と笑ったり・・ 展示場の修理を父親に頼めば 「私は娘の部下だからな」 と笑って、二つ返事で自分の部下を手配してやるという・・・ こんな風に父親に愛されて・・・ 羨ましくて、のっけからこの映画を好きになっちゃったわ。 この映画は、ハッキリ言えば<キレイごと> こんなに世の中うまくいくものじゃないわよ。 全てが美しく描かれすぎているわ。 有り得ない。 だからこそ、人の心に染みるのかもしれないわ。 映画くらい、夢を見たいじゃない? けれど、逆にこの<キレイごと>や無知さ、無神経さが、 心に重荷を抱える人にとっては、腹立たしくもなるかもしれないわね。 そして、果てしなく夢物語。 非現実。 物忘れのひどいスジンが、 一瞬すれ違っただけの男を覚えていたというのが奇跡よね。 物忘れがひどくなくても忘れるわよ・・・ 再会は出会ってすぐではなく、 スジンが髪を切りに行った美容室の窓の外の景色が 雪が降り、春になり・・・ 相当の時間が経過していたはず。 あの窓から見える景色、すごく好きだわ。 雪はCGらしいわ。 美容室があるのはチョンダム(清潭)だそうよ。 とにかく、チョン・ウソン演じるチョルスに惚れるわよ。 最後の最後まで、どっぷりと入れ込ませて頂いたけれど、 スリを一撃する場面は、誰でも惚れるわよね。 ワイルドで、無骨で・・・ なのに、ささっとハンドバッグを修理しちゃったりと 優しくて、頼りがいがあって・・ なのに「責任を持ちたくない」と、スジンとの結婚を拒んだり・・ それは、人生の厳しさをよく知るチョルスだからこそで、 誠実であり、真面目であるがゆえの表れだったのよね。 結婚してみれば・・・ こんな旦那さん、世界を探してもいないのじゃ? と思わせるほど、最高の旦那さま。 スジンが失敗しても、怒るどころか バッグをささっと直しちゃうように、 キッチンをIHコンロに付替えちゃう。 そりゃ、スジンがあの手この手でチョルスに近づくのもわかるわ。 「これを飲んだら恋人になる」 と焼酎を差し出すなんて、これまたズルいくらいにかっこいい。 で、飲み干してみれば・・・ その瞬間、屋台で濃厚なキス。 ほんとに・・現実には有り得ないわよ・・・・ モテたい男性諸君。この映画で研究されてみては? これはチョン・ウソンあってのことなので、 ミッチーが演じてもね・・・・・・ 彼はちょっと変わったキャラクターはうまいけど・・・ <ストーリー> 不倫相手のヨンミンと駆け落ちを約束したスジンは、 ヨンサン駅(龍山駅:実際のロケ地は全州駅)でヨンミンを待つが、 ヨンミンはついに現れなかった。 泣きながら電話ボックスに切符を残し、 コンビニでコーラを買うスジン。 店を出たが、コーラを忘れたことに気づき店に戻ろうとするが、 入り口で男とぶつかってしまう。 男の手にはコーラが・・・ レジには何も残されていない。 男がコーラを盗ったのだと、スジンは男からコーラを奪い 見せ付けるように一気飲みし、ゲップを浴びせる。 バスに乗り、財布を忘れたことに気づきコンビニに戻るが、 店員から財布とコーラを渡される。 先程の男のコーラは自分のものではなかった・・・ 慌てて男の姿を探すが、既に立ち去っていた。 時が流れ─ 父親の建築会社が手がける工事の現場で、 スジンはいつかの男、チョルスを偶然見かける。 そして、自分の勤める会社の展示場が、 業者が倒産したために工事途中のままで、 スジンは父親に修理を頼むが、派遣されてきたのはチョルスだった。 気まずいスジン。 しかし、チョルスはスジンを覚えていないようだった。 だが、自販機でコーラを買うと、 後ろからチョルスがコーラを奪い、見せ付けるように一気飲み。 その上、げっぷまで浴びせた。 チョルスも覚えていたのだ。 唖然とするスジン。 作業が終わり、スジンはチョルスに挨拶しタクシーに乗ろうとするが、 バイクに乗った引ったくりに遭ってしまう。 それを見ていたチョルスは、自分の車のドアをバイクにぶつけ 転倒させてしまう。 壊れたスジンのバッグの金具を器用に直し、 割れたガラスを取っ払い、 車内が散乱した車にクールに乗り込むチョルス。 スジンはそんなチョルスに惹かれてしまう。 スジンは友人たちに協力してもらい、 チョルス達が飲んでいる屋台の前を偶然を装い通りかかる。 一緒に飲むことに成功したスジン。 「これを飲めば恋人になる。飲まなければ死ぬまで顔も合わせない」 と、チョルスに焼酎を差し出されるスジン。 スジンは見せ付けるように一気飲みする。 チョルスはスジンに熱いキスをし、二人は晴れて恋人になる。 二人の幸せな時間が過ぎて行った。 なのに、チョルスは一度も「愛してる」とは言ってくれないし、 結婚を話題にすれば、逃げてしまう。 「君は自信過剰だ。人生が怖いものだ。 結婚したとして、本当に幸せになれるのか?」 チョルスは冷たく言い放つ。 父親に恋人を紹介しろと言われたスジンは、 チョルスに黙って、家族をレストランに呼びつける。 娘の恋人が自分の会社の現場作業員だと知った父は チョルスに「明日から現場に来なくていい」と、突きつける。 チョルスも、スジンと結婚する気はない、とでもいうかのように 「これで失礼します」と、席を立とうとする。 その時、スジンが気を失い倒れてしまう。 血相を変えてスジンを抱きかかえ、雨の中病院に走るチョルスの姿、 目覚めた途端、愛しそうにチョルスを抱きしめたスジンの姿、 父親は二人の愛の深さを知り、結婚を許す。 晴れて結婚した二人。 あんなに結婚を拒んだチョルス。 しかし、結婚してみれば献身的なよき夫だった。 そして、建築士の資格にも見事合格し、大きな契約も受け、 自分の事務所まで構えたチョルス。 そして、念願のマイホームまで手に入れようとしていた。 幸せな時間が流れていく。 不幸な生い立ちを持つチョルス。 スジンは、その心の傷を癒そうとしていた。 母親に捨てられたチョルスが育った寺を訪ね、 殴られ、こき使われていたと憎む育ての親である寺大工との和解をさせる。 そして、寺大工からチョルスの母親は生きていることを聞かされる。 チョルスは自分を捨てた母親が許せず、死んだことにしていたのだ。 しかも、母親は多額の借金を抱え刑務所にいた。 スジンは「許してあげて。家族でしょう?」と、チョルスを必死に説得する。 「見ず知らずの女をなぜ助けるんだ!」と、チョルスは反発するが、 「許してあげることは難しいことじゃないわ。 心の部屋を一つ空けてあげるだけのことよ。 許すことがどれだけ苦しいことかわかるわ。 でも、私の父は私を許してくれた。 不倫も、あなたとの結婚も・・・」 チョルスは、意を決して母親に会いに行く。 「お前一人幸せになればいいんだ。最低野郎。 お前を堕さなかった私がバカさ」 母親はチョルスに悪態をつくが、 チョルスは母親の自分への愛を知る。 チョルスは全財産を母親の借金の返済に充て、 夢のマイホームも諦める。 スジンの物忘れがますますひどくなる。 家に帰る道さえも忘れてしまうのだ。 不安になったスジンは病院で診察を受けるが、 若年性アルツハイマーだと宣告される。 脳が死に、全ての記憶を失うのだと。 ショックに泣き崩れるスジン。 スジンはチョルスに「会社を辞めてもいいか」と尋ねる。 「会社は戦場だろう?俺が稼ぐから行かなくてもいい、休めよ」 と、チョルスは退職に同意する。 スジンは会社を辞めるが、先日帰国したばかりの かつての不倫相手ヨンミンが、 「俺のせいでやめるのか?話し合おう」と、電話をしてくる。 家に来るというヨンミンを拒み、スジンは自ら会社に出向くが、 途中で具合が悪くなってしまう。 記憶が錯乱する中、駆け寄ってきたヨンミンに 愛しそうに擦り寄って行くスジン。 まるで恋人の頃のように。 そんなスジンを見たヨンミンは、 「やり直せないか?」と、スジンに切り出す。 我に返ったスジンは気が動転する。 このままでは、チョルスを苦しめてしまう。 「私の頭の中に消しゴムがあるんだって」 スジンはチョルスに別れてくれと切り出すが、チョルスは取り合わない。 「全部忘れちゃうのよ?だから、優しくしないで」 「俺が全部覚えておくよ。俺がお前の記憶だ。 お前が全てを忘れた頃、また俺が現れるんだ。 また最初からナンパするんだ。 一生恋愛できるんだぞ」と、チョルスはスジンを抱きしめる。 チョルスはスジンのために、 日常生活に不便のないようあらゆる注意書きをメモにし、 部屋中に貼り付ける。 出勤するチョルスに、 「ヨンミン、愛してるわ」と、声をかけるスジン。 「俺も」と、チョルスは涙をこらえ微笑む。 チョルスが出勤すると、そこへヨンミンが現れる。 スジンが会社に置いたままだった私物を届けにきたのだ。 記憶が錯乱するスジンは、二年前の記憶に戻っていた。 ヨンミンを笑顔で部屋に招きいれ、 「君は結婚したんだ」とヨンミンに告げられると 「酷いわ、私を捨てる気なんでしょう?」と、泣き叫ぶ。 そこへチョルスが戻ってきた。 ヨンミンを見るなり殴りかかるチョルス。 その日はチョルスの母の誕生日だった。 その時、スジンに招待されたスジンの父、母、妹、 そして、チョルスの母、山大工が集まってきた。 血まみれのチョルスとヨンミンに皆驚き、 スジンはその場で気絶してしまう。 スジンの病気を皆に告白するチョルス。 「君はまだ若い。やり直せる。娘の面倒は我々が・・」 スジンの父はチョルスに告げるが、 「スジンの面倒は僕が看ます。面倒看ながら暮らします」 と、チョルスも譲らない。 そろそろ結末よ。ご注意を。 チョルスの留守中、突然スジンの記憶が蘇る。 全てを思い出したスジンは、チョルスを傷つけてしまったことに苦しむ。 「誤解しないで。私が愛しているのは、チョルス、あなただけよ」 チョルスに置手紙を残して、スジンは姿を消してしまう。 ある日、チョルスの元にスジンから手紙が届く。 今日は不思議と記憶がハッキリしているので、記念に手紙を書いたと。 あなたは結婚に向いてるわ。 妻だった私が言うんだから間違いないわ。 私はあなたを忘れるから、あなたも私を忘れて。 よい人と出会って幸せになって。 私を捜さないで。 チョルスは手紙の消印を元に、スジンを捜してカンヌン(江稜)に行く。 介護施設で暮らしているスジンをようやくみつけるが、 スジンはチョルスのことがわからなかった。 ある日、スジンは介護士に付き添われソウルを訪れる。 そこは、チョルスと出会ったコンビニだった。 店の中に入ると、そこには見慣れた顔が揃っていた。 病院のイ博士、寺大工、父、母、妹、そしてチョルスの母。 「ここは天国かしら?」 記憶の戻ったスジンは、チョルスに語りかける。 チョルスはスジンの手を取り車に乗せる。 「愛してる」 今まで一度も言わなかった言葉をチョルスはスジンに言う。 スジンはチョルスを抱きしめる。 二人を乗せた車はどこまでも走り続ける。 END コンビニで皆が顔をそろえているシーンに、大泣きしちゃったわ。 これからの二人の行方・・・ またスジンは記憶を無くしちゃうのだろうし、 決して明るい未来ではないわね。 これからが現実の始まり。 せつないわ・・ |
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