愛と、死を見つめて  The Garden of Heaven 
 原題: 空の庭園 하늘정원(ハヌルチョンウォン) <2003>

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愛と、死をみつめて

周囲をいつも明るくするヨンジュ(イ・ウンジュ)は、メイクアップ・アーチス ト。不正を許せない性格 のせいで、一日で 失業者となる。

彼女には人には話せない秘密が一つある。それはまさにスキールーズ(胃ガン末期)で、余命幾ばくもないということ。彼女は、いくらも 残っていない時間の中で未練のない幸福を感じたいと思っている。

幼い時に母の臨終を一人で見守らなければならなかった痛い記憶と父の死のために、心の扉を 開けずに生きているオソン(アン・ジェウク)。職業が、死んだ父が残したホスピス病 院<空の庭園>の医師であるせいで、いつも見送ることに漠然とした恐れを持っている彼は、どんな事にも手を差し出せずに見守ってしまう。

ある日、思いがけ ない場所で偶然に出会った二人は、お互いの心情をなだめてくれる相手を捜し出したように、自然にデートを始める。都心の道を恋人 たちのように歩き、トッポッキ屋に行ったり、星占いで相性を見たり。だがその日、オソンはヨンジュの人生がいくらも残っていないことを知り戸惑う。

都心の 夜景が見下ろせるベンチで、ヨンジュはオソンの肩を抱いて話 しかける。

「私を少し愛してくれますか?死ぬ瞬間まで...」

突然のヨンジュの話にうろたえるオソン。そしてそんな状況が面白いというように笑うヨン ジュ。見送らなければならない愛に対する恐れ、そして死を前にしても幸福を願う女性に対する切なさ。オソンは、選択の岐路に立ち、結局は愛するほかないヨ ンジュに向かって心を開くようになる。そんな予定された離別の中で、彼らの美しく透明な、しかし、辛い愛が始まる。
【ミュージック・ビデオ】
監督 イ・ドンヒョン <2003>愛 と、死を見つめて

出演

イ・ウンジュ (李恩宙)

<2000>秘 花 スジョンの愛、 <2001>バンジージャ ンプする、 <2002>THE KISEI 寄生
<2002>永遠の片想い(恋愛 小説)、 <2003>愛と、死を見つめて
<2004>オー!マイDJ、<2004>ブラザーフッド、<2004>スカーレット・レ ター

アン・ジェウ ク(安在旭)

<1997> ラブラブ、<1998>チム~あこがれの人~、<1998>キスしましょうか
<2003>愛と、死を見つめて

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【レビュー&ネタバレ】
うーん。
死にゆくヒロイン・・・・
それはまさに<韓流の王道>でありますが、
<とってつけたメロドラマ>という評価通りの作品です。
<韓国映画の雰囲気>は、たっぷり楽しめる作品ですが・・・
途中、ヒロインがCMタレントとして抜擢されますが、
あまりにもリアリティに欠けてしまって・・・
そこで更にシラケてしまいましたわ・・・

原作は、「私をスキーに連れてって」の一色伸幸。
また、「草なぎ剛&広末涼子」でドラマ化された「マコとミコ」の作品は、
「愛と死をみつめて」と、ひらがな表記であり、全く別物。

ホントに、なんでこんな邦題にしたのかしらね。

原題は、「空の庭園」ですが、「空中庭園」としている場合もあります。
「空の庭園」なら、「하늘의 정원」とするのが正しいのですが、
「의」をつけない場合が多いんですよね。
こんなに美しい原題があるというのに・・・
タキ・コーポレーションは、ことごとく原題を無視しますわね。

「恋愛小説」の「永遠の片想い」は成功例 だと思いますが、
「ショーショーショー(Show Show Show)」→「僕は 彼女をはなさない
「シュロの木の森」→「愛の傷

売れ残りをいかにして売ろうかと・・・
もう勝手にして。という気分。


ヨンジュ(イ・ウンジュ)は、売れないメイクアップ・アーティスト。
今日も監督が助監督に八つ当たりするのを許せず、監督を怒鳴りつけ仕事をクビに...
そんな境遇ながらも 明るく振舞う彼女は、「末期の胃癌」で余命幾ばくもなかった。
一方、ホスピス「空の庭園」院長の息子オソンは、
仕事一筋で、医者でありながら母の死際に傍にいなかっ た父を憎んでいる。
父の遺言で「空の庭園」を続けるよう言われたが、受け入れられずにいた。
ある日、仕事がみつからないヨンジュがホステスとして働く店で二人は出会う。
二人はすぐに親しくなり、自然にデートするようになる。
オソンがホスピスを経営していると知ったヨンジュは、
自分が胃癌の末期であることを告白する。
「私を少しの間、愛してくれますか?死の瞬間まで...」
誰かのそばで死にたいと。
「真心を込めて死なせてあげるから来て」
と、オソンはヨンジュをホスピスに呼ぶ。

↓結末↓


母の臨終がトラウマとなり、
ホスピスでも、患者の死を見送ることしかできないオソン。
愛する人を見送ることに耐えられない。
一方ヨンジュも、オソンを残して死ぬことが怖くなり、ホスピスを出て行く。
ヨンジュは、助監督の頼みでCMにモデルとして出演するようになる。
そして、自分が死んだら放送するCMも撮影した。
死を目前にしたヨンジュは、一躍「時の人」となった。
自分の死期を悟ったヨンジュは、ホスピスへと戻る。
そして、オソンに支えられながら、ハンドベルを演奏するヨンジュ。
愛する人の隣りで、死ぬことができたヨンジュ。
ヨンジュが死後用にと撮影したCM
「あなたに出会えたから、私の人生はハッピーエンド」
オソンへの愛を込めたCM
ヨンジュは、幸せそうに空を飛んでいた。





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