スキャンダル  Untold Scandal 
 原題:スキャンダル-朝鮮男女相悦之詞 스캔들-조선남녀상열지사(スケン ドゥル-チョソンナム ニョサンヨルチサ) <2003>

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スキャンダル

幼い頃から飛びぬけて聡明で、耳学問で四書三経を悟ったが、朝鮮で女に生まれた ことに対する恨と不 満を持っているチョ氏夫人(イ・ミスク)。彼女は、表面では士大夫の賢母良妻の生活を送りながら、ひっそりと男たちを征服していく愛のゲームを楽しんでい る。

一方、彼女のいとこで年下のチョ・ウォン(ペ・ヨンジュン)は、詩・書・画に長け、武術に精通しているが、権威的で家父長的な主流の価値観をあざ笑う ように、高位官職を拒 んで多くの女性たちに耽溺するのを楽しんでいる。幼い時、初恋の対象でもあった、いとこのチョ氏夫人とは、お互いに対する感情を隠したまま、愛のゲームの 隠 密なパートナー関係を維持している。

ある日、チョ氏夫人は、夫の小室として入って来る、つぼみのような幼いソオク(イ・ソヨン)を犯してくれないかと チョ・ウォンに提示する。しかし、チョ・ウォンの心 は、既に他の所に行っている。9年間守節して烈女門まで受けた貞節女、叔夫人チョン・ヒヨン(チョン・ドヨン)がまさにその相手。

自ら信念を持って選択的 な人生を生きて いる鶴のように孤 高な性分の所有者ヒヨンを誘惑しようとするチョ・ウォンは、水火も辞さない。しかし、朝鮮時代最高の浮気者にも天下の貞節女を征服することは生易しいこと ではなかった。

【予告編】

監督 イ・ジェヨン(李在容) <1998>情 事、<2000>純愛譜-じゅんあいふ-(日 韓合作)、 <2003>スキャンダル
<2006>多細胞少女

出演

ペ・ヨンジュ ン(裵勇俊)

<1995>別 れの6段階、<1995>海 風、<1995>初恋白書、 <2003>スキャンダル-朝鮮男女相悦之詞
<2005>四 月の雪

イ・ミスク

<1979>モモは世間知らず、<1985>桑の 葉、<1998>情事、<2000>燃ゆる月
<2001>ベサメムーチョ、<2002>ウララ・シスターズ、<2003>ス キャンダル~朝鮮男女相悦之詞 ~
<2003>アメノナカノ青空、<2008>お熱いのがお好き、<2009>アクトレス
チョン・ドヨン(全度妍) 出演作品一覧

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【レビュー&ネタバレ】
これは、一応文学なんでしょう ね・・・
もう、mocaは苦痛で、苦痛で、まともに見ておりませんでした。
まさに韓流ブーム真っ盛りの頃。ペ・ヨンジュンの主演とあれば、
ヨン様ファンならずとも、期待したことでしょう。
しっかし、オーマイガー
ペ・ヨンジュンはイヤらしくて気持ち悪いし、
ただのエロ映画で・・・
ラストはちょっと意表を衝かれ、せつない余韻が・・・
すごくせつないラブストーリーなんだけれどね、
どうしてもあの気持ち悪いペ・ヨンジュンが受け付けませんでした。
彼的にはイメージ脱却に成功し、大ヒットし、いいこと尽くめでしょうが・・・

本当に、ただの朝鮮時代の頃のラブゲーム。
いかにして、相手を落とすか・・
ずっと処女を守り続けてきた未亡人チョン・ドヨンが、
ペ・ヨンジュンのターゲット。
(結婚しても処女でいられるものなのね)
けど、いつしか本気になってしまうの。
けれど本気になったことのない男には、それが愛だと気がつかない。
そんなはずはないと。
そして、頑なにペ・ヨンジュンを拒んでいたチョン・ドヨンも、
いつしかペ・ヨンジュンに惹かれてしまう。

チョン・ドヨンは、<ハッピー・エンド>ほど濃厚では ありませんが、
こちらでもヌードを披露。




イ・ミスクは、<情事>ではセミ・ヌード止まりでした が、
この頃はふっきれたのか(2007年に離婚。この映画の頃には決意もしていたでしょう)
大胆なヌードと濡れ場を披露。




そして、16歳の側室役がイ・ソヨンだと気づいてましたか?
彼女もこの映画で脱いでるんですね。
「これは犯罪じゃ・・・」と思わせるようなヌードですね。
子供のヌードのように、美しい・・・





では、ちょこっとストーリーを。


ウォン(ペ・ヨンジュン)の押せ押せ大作戦で、ヒヨン(チョン・ドヨン)の心は揺れ始める。
そして、今度は「引く」作戦に出たウォン。
自分のために清に去るというウォンを、ヒヨンは引止めに行く。
ウォンは見事作戦に引っかかったヒヨンの唇を強引に奪う。
ウォンは再びキスをしようとするが、
ヒヨンが大粒の涙を溜め、震えている姿を見てやめてしまう。
ウォンは、ヒヨンが本当に純粋で真面目な女性なのだと思い知らされる。

ウォンはしばらくの間物思いにふけっていたが、
チョ婦人にせかされ、ヒヨンに会いに行く。
「私はまだ招かれざる客ですか?」
ようやくヒヨンは扉を開いた。

初めて肌を重ね合わせるウォンとヒヨン。
「北京に行かれたことはありますか?」
ヒヨンはウォンに尋ねる。
「そこでなら、わたくしたちも堂々と夫婦と言えそうで…」
未亡人であるヒヨンは、ウォンと再婚することは許されないのだ。

ウォンの心がヒヨンに傾いていることを悟ったチョ婦人は、嫉妬の炎を燃やす。
ヒヨンを陥れるべく、キリスト教徒が乱交しているとの悪評を流し、
国の弾圧が強まるよう仕向けた。
(ヒヨンはキリスト教徒)

ウォンは、ヒヨンを陥れようとするのを止めるよう言うが、チョ夫人は耳を貸さない。
「私たちは北京に行きます」と、ウォンは言い放つ。
「私たちって誰のこと?お前とわたくしという意味?
わたくしは北京に行きたくなんかないけれど」と、ウォンを睨む。
ウォンは、ヒヨンを守るために、ヒヨンと別れることを決意する。
わざと冷たくヒヨンを突き放すウォン。

チョ夫人は更に、ソオク(イ・ソヨン)の名を語り、イノに手紙を書く。
「ウォンに弄ばれ、今度はヒヨンに心変わりし、捨てられた」
怒ったイノはヒヨンの義弟ジョンウォンにウォンとヒヨンの関係を密告する。
義姉を密かに愛していたジョンウォンは、浜辺でウォンを背中から刺す。
「ヒヨンに会いたい・・・」
ウォンは瀕死の状態で馬を走らせるが、途中で息を引き取る。
「貴族に生まれたのに、こんな最後を遂げるなんて・・」
と、ウォンの家臣チャグンノミは嘆く。
ウォンの死を知ったチョ夫人は、
「こんなはずではなかった」と、ウォンの死を心から悲しみ泣き崩れた。

ヒヨンはウォンから手紙を受け取っていた。

あなたとやり直す夢を見ます。
あなたと出会い、愛することを知りました。
まだ間に合うのなら、私を許してくれますか?

ヒヨンはウォンからもらった赤い襟巻きを首にかけ、凍った冬の湖を歩き出す。
北京の通りを夢見ながら。
「この世では縁がなかったから・・・」
氷が割れ、ヒヨンは湖の底へと沈む。

このシーンは、あまりにも衝 撃的でせつないわ・・・

チャグンノミはウォンの無念を晴らそうと、
ウォンが描いていたチョ夫人とイノの性交渉の画集を売りに出す。
そして、チョ夫人は姦通罪で手配される。

チョ夫人は小船に乗り込んで海に出る。
ウォンがいつかくれた、小さな白い野の花の花束だけを持って・・・
大切に包んでいた絹布を開けると、花びらは風で飛ばされてしまう。

船はどこに行くのだろう、北京だろうか
そこでなら素直になれただろうか
いとこ同士で愛し合うことが許されたろうか
堂々と夫婦と言えただろうか
そこでなら、ここではないどこかでなら…





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