ぼくら特殊発掘捜査隊 My Captain, Mr. Underground |
原題:マイ キャプテン キム・デチュル 마이 캡틴 김대출 (マイ ケプティン キム・デチュル)<2006> |
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監督 | ソン・チャンス | <2006>ぼ くら特殊発掘捜査隊 |
出演 |
チョン・ジェ ヨン |
出 演作品一覧 |
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【レビュー&ネタバレ】 |
2006年4月韓国公開。観客動員数は、約11万人。
予告編で、「いかにもヤラセ」的な観客へのインタビュー... 泣けた、よかった...云々ありますが、 そんなによかったなら、11万人ってことはねーべさ。 でも、家族向けの映画ということがよくわかりますね。 家族で観るにはいい映画です。 嵐の中のエピソードがちょっとしっくりこずシラけてしまったけれど、あったかい小話です。 母親に捨てられた女の子と、白血病の少年との心温まるエピソードに重点を置いた方がよかったですね。 感動というほどの感動はありませんが、心温まる映画です。 子供の純粋さをうまく描いています。 大人になって忘れてしまったものを思い出させてくれます。 ジミンを初めて見た時、「こ汚い子だなぁ」とガッカリしたんですけど、 エデンの東のハン・ジヘの子役だった のね。 あんなに可愛く変身しちゃうだなんて驚きだわー ↓ 結末まで簡単にストーリー紹介(結末ネタバレ)↓ ギチュルは幼い頃から学校にも行けずに父親に鍛えられた盗掘のベテラン。 発掘現場から黄金の仏像を掘り出し盗む。 ギチュルが洞穴に仏像を隠そうとしていると、偶然ジミンが洞穴の中へと入ってくる。 ジミンに自分は特殊任務を受けたのだと嘘をつくギチュル。 ジミンはギチュルの言うままを信じ、仏像のことは秘密にすることを約束する。 ほとぼりが冷め、ギチュルは仏像を取りに洞穴へ。 しかし仏像は粘土で作った土偶へ摩り替わっていた。 ギチュルの仲間であるノ刑事に事情を話し、ジミンについて調べてくれるよう依頼する。 ギチュルはジミンが祖父と暮らす家へやってくる。 ジミンはもっと安全な場所へ仏像を移したのだという。だが、その場所... 学校のロッカーから仏像は消えていた。 ジミンが「宿題オバケ」と呼ぶビョンオという少年が犯人だとジミンは言う。 どれだけ大切なものか言い聞かせても、ビョンオは知らないとシラをきる。 罪人は刑務所へ行くと脅すデチュル。嘘つきも罪人だと。 但し、自首すれば褒美がもらえるとたきつける。 黄金の仏像の在り処は子供が握っていることを知るノ刑事は、ヤクザに子供を拉致するよう命じる。 子供らを必死に守ろうとするデチュル。 吸血鬼になりたいというビョンオ。血を飲めば永遠に生きられると。 「ジミンやオンマが死んだ後に一人生き残って楽しいか?」 デチュルは問う。 ビョンオが倒れてしまう。実はビョンオは白血病だった。真実を知らされ驚愕するデチュル。 腕ほどもある注射に痛みを堪えるビョンオにデチュルはたまらなくなり胸が痛む。 病院でデチュルの娘だと間違われたジミンは、そのことでデチュルが怒っていないか尋ねる。 なぜ自分の娘に間違われて怒るんだと、デチュルはジミンを安心させる。 別れ際、ジミンはデチュルの手配写真を渡す。 「実物の方がずっといい」と。 デチュルが特殊任務を受けたなどというのは嘘で、実は盗掘犯だったことを知りながらも ジミンはデチュルを慕っていたことを知り、デチュルは胸が熱くなる。 デチュルはビョンオが暮らすサーカス団へ忍び込む。すると、ビョンオの母エランが仏像を差し出した。 仏像を渡したらもう会えないかと思って渡せなかった。でも、自首するんだとエランはビョンオの心中を語る。 ビョンオをソウルへ連れて行き大きな病院へ入院させるとデチュルはエランに申し出るが断られる。 「それでも母親か!ビョンオが死んでも後悔しないか!」 デチュルは言い放つ。 デチュルはビョンオを入院させるための金を作るため、 黄金の仏像の報酬を山分けにするようノ刑事に要求していた。 しかし渡されたのは、はした金。 デチュルはノ刑事を襲い金を奪い取る。 エランとの金の受け渡し場所で待っていると、ビョンオがいなくなったとエランがやってくる。 ビョンオはジミンと一緒に隠れ家の洞穴にいた。 ジミンが祖父の治療費のために兄弟のような犬のヨボヤを売ったことを慰めていたのだ。 二人はデチュルから聞かされた物語のように土器を二つに割り再会を約束する。 しかし二人が知らぬ間に、嵐がやってきていた。土砂崩れで洞穴は埋まってしまう。 デチュルは必死に洞穴の場所を突き止め、堀り探る。 ビョンオはデチュルの名刺を握ったまま倒れていた。何とか洞穴にたどり着くがビョンオは意識を取り戻さない。 デチュルはついに逮捕されてしまう。 「一緒にやったんですよね」 しかしデチュルはノ刑事も仲間であることをバラしてしまう。 デチュルはジミンに次の任務を言い渡し別れを告げる。 ヨボヤの犬小屋の中を見て、ハラボジに面会に来て欲しいと伝えるようにと。 ジミンは笑顔で頷く。 「悪い人に殴られず、ご飯もちゃんと食べて、歯もちゃんと磨いて」 ジミンの別れの言葉に、デチュルは微笑む。 ジミンはソウルへ越すビョンオの母を見送る。 「もし私に似た女の人に会ったら、私は恨んでないから家に戻りたかったら帰ってきてと伝えて」 ジミンはエランに頼む。 そして、デチュルからの手紙を渡す。 「元気を出せ。ビョンオは永遠に生きようとしたんだから」 END |
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