キッチン ~3人のレシピ~ The Naked Kitchen |
原題:キッチン 키친(キチン) <2009> |
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監督 | ホン・ジヨン | <2009>キッ チン~3人のレシピ~ |
出演 |
シン・ミナ |
<2001>火
山高、<2002>マ
ドレーヌ、<2005>甘い人生、
<2005>野獣と美女、 <2005>サッド・ムービー、<2008>最強☆彼女(制作2006年)、<2008>GO GO 70s、 <2009>キッチン~3人のレシピ~、<2009> 今、このままがいいです、<2009>10億、 <2010>敵と共に寝る |
キム・テウ (金泰佑) |
<1997>接続、<1999>ラブストーリー 記憶の持ち主、
<2000>JSA、 <2002>バス、停留場、 <2002>頑張れグムスン、<2004>女は 男の未来だ、<2004>顔のない女、 <2006>ドント・ルック・バック、<2006>浜辺の女、<2007>1942 奇談、 <2007>リターン、 <2008>サグァ(2005年制作)、<2008>知りもしないくせに、<2009>キッ チン ~3人のレシピ~、 <2010>インフルエンス、<2010>元に戻せ ない |
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チュ・ジフン(朱智勲) | <2008>ア ンティーク ~西洋骨董洋菓子店~、<2009>キッチ ン ~3人のレシピ~ |
【レビュー&ネタバレ】 |
2009年2月韓国公開。観客動員数は、たったの14万人!! チュ・ジフン人気のためなのか、日本でも公開が決定。 しかし、2008年4月に起きたチュ・ジフンの麻薬使用による逮捕のため、 2008年5月に予定されていた日本公開は、10月まで延期となってしまいました。 チュ・ジフン主演の映画を公開するのは、賛否両論あるでしょうけど、 イイ映画だったら、もったいないとは思います。 ただ、この映画がイイ映画かどうか..... うーん..... まぁ、14万人しか動員できないのも仕方がないかと。 ありきたりな三角関係のラブストーリーです。 ただ、シン・ミナとチュ・ジフンの情事シーンは、ちょっとドキドキさせられました。 これは実際にその場面に遭遇してしまったら、拒めないでしょう.... というくらい、チュ・ジフンが魅力的です。 情事シーンとは言っても、キスシーンのようなものですが。 服も着てますしね。シン・ミナは上半身だけ下着姿ですけれど。 とりあえず、 2010年1月2日から、シネマート六本木で、上演決定。まだ、観られますよ。 この映画は、御存知の方も多いでしょうけれど、吉本ばななの【キッチン】が原作です。 mocaも一時期、吉本ばななにハマって読破していましたが、 いつ頃読んだかも思い出せないくらい昔なので、ほとんど内容は覚えておりません。 ですが、原作のイメージとは、まーったく異なる作品になっていることは確かです。 【吉本ばなな】らしさは、感じない作品になっています。 気楽に観るには手ごろな映画です。 「つまんない!」というわけでもなく、それなりに飽きません。 映画に入り込んで、擬似恋愛体験したような気分になります。 ちょっと温かみのある雰囲気も、心を癒してくれます。
シン・ミナの演じる「天真爛漫さ」は、時々見ていてイタイことが多いですが、 この映画での「天真爛漫なモレ」は、自然でまったく違和感ありません。 一目でドゥレが惹かれてしまうほどの魅力は感じませんが........ キム・テウは、キム・テウらしいフンナムぶりを発揮しています。 こんな夫なら、幸せだと女は感じる男です。 チュ・ジフンは、自由奔放で魅惑的な男ドゥレ。 そんなドゥレなのに、モレに一目で本気になってしまったわけですね。 モレとの出会いのシーンで、モレの左手の薬指にハメられた指輪を見た瞬間、 ドゥレは心が痛むことから、ドゥレの本気度が伝わります。 (但し、韓国は何の意味もなく左手の薬指に指輪をハメるので、それでフリーかどうか判断するのは禁物) それでも抑えきれないほど、モレは魅力的なものでしょうか? モレの心境はわかるんですけどね.... あの触れ合うほど狭い空間で密着し、ドゥレのフェロモンからは逃れられそうにないですもん。 チュ・ジフンの情事(キス)シーンは最高ですね。 演技はあんなにへたくそなのに、このシーンだけなぜ最高なんだ? 実践がモノを言う? としか思えないmocaでございました。 * * * ストーリーはねぇ、単純なのよね。 サンインへの結婚記念日のプレゼントを買いに言ったギャラリーで、 偶然モレはドゥレに出会い、 ギャラリーに勝手に忍び込んだことがバレないよう、二人で狭い空間に隠れ、 互いの息遣いや、喉を鳴らす音まで感じるほど密着し、 まぶしい陽射しもあって、どんどん鼓動が高鳴り、 二人はキスし、そして、結局そのまま最後まで関係を持ってしまう。 モレはその事実を夫サンインに全て打ち明けてしまう。 そして、どこの誰かもわからないから、そんな深刻な話ではないと。 しかしサンインは「今後、二度とその話をするな!」と、激怒。 サンインだけが痛みに堪え、時間がサンインの心の痛みを癒してくれれば.... それで終わるはずだった。 しかし、偶然にもモレとドゥレは再会してしまう。 しかも、夫サンインが、師匠としてフランスから連れてきた天才料理人がドゥレだった。 その上、レストランのオープン間近で色々教わりたいから、家に同居させると..... そして、2人の男と1人の女の、危険な関係が始まってしまう。 というわけです。 モレもドゥレも、なかったことのように振舞うわけですが、 モレはどんどんドゥレに惹かれていってしまう。 その気持ちをサンインのために打ち消そうとするが、結局、またドゥレとキスしてしまう。 その秘密を知るのは、姉のように仲の良いソヌだけ。 ソヌは「心配するな。サンインしか男を知らないから、枯れる前に味わいなさいという神様の思し召し」と、 モレを励ます。 モレはドゥレに惹かれながらも、サンインの大切さを身にしみて感じており、 サンインとの関係を守ろうと努力する。 ドゥレも、サンインを実の兄のように慕い、三人は危険と背中合わせの生活の中、 穏やかな日々を送る。 しかしサンインは、モレとドゥレの間にある微妙な空気を感じ取っていた。 そんな時、モレの妊娠が発覚する。 喜ぶモレと裏腹に、サンインは素直に喜べない。 産婦人科の予約を勝手に入れたモレに対し、「いつも勝手だ」と、モレに冷たく当たる。 そんなサンインに対しドゥレは怒鳴りつけ、モレに付き添おうとする。 しかしモレは、それをやんわりと断る。 妊娠という事実に、幸せで満たされるモレ。 しかし、ソヌの写真スタジオに仕事の相談をしに行ったサンインは、 ドゥレが現像に出した写真を見てしまう。 それは、あのギャラリーで写したモレの写真だった。 「ギャラリーで出会った男とは、ドゥレ?」 モレとドゥレの関係に疑問を抱いていたサンインは、事実に気づいてしまう。 慌てて家に戻ったサンインは、ドゥレの手帳を盗み見て、キスしているモレとドゥレの写真をみつけてしまう。 モレとドゥレの関係を知ってしまったサンインは、激しい衝撃を受ける。 ドゥレに殴りかかるサンイン。 ドゥレは、サンインの妻だと知りながらも、気持ちを抑え切れなかったと本音をぶつける。 サンインはモレに告げる。 「恨まない。恨めない。二度とあの話をするなと言ったのは俺だから」と。 そして、モレの気持ちでこれからのことを決めていいと伝える。 それが、精一杯の気持ちだと。 そんなサンインの思いやりが痛いほど伝わるモレ。 サンインはドゥレの元へモレを連れて行く。 「別れたいなら手放す」 サンインはモレに告げる。 「私が欲張ったの。二人とも失いたくなかった。けど、今は選択できる」 愛する二人の争いに心を痛めたモレは、決断を下す。 果たして、モレの選択とは? ↓ 結末ネタバレです ↓ モレはサンインとドゥレのために夕食を作る。 「この料理は、ただ二人の為に作った料理。私の心が伝わった?」 項垂れるサンインとドゥレに対し、一人明るく振舞うモレ。 そして、サンインのレストランオープンのためのテストがやってきた。 サンインは、見事テストに合格、レストランオープンへ漕ぎ着ける。 しかしそれは、ドゥレがフランスへ帰ることを意味していた。 家に戻ったサンインとドゥレ。 しかし、モレの姿はどこにもなかった。 「サンイン兄さんのことだから、テストは合格でしょう?おめでとう」と、書き残されていた。 そしてドゥレには、「元気でね」と。 モレは、二人とも選ばないことを選択したのだった。 フランスへ向かう飛行機の中、声をあげて泣き続けるドゥレ。 そして、時が流れ── ソヌとジュヒョクの結婚式(よね???)で、サンインとモレは数ヶ月ぶりに再会する。 サンインは、離婚届は出したのかと尋ねる。 モレは、サンインが捺印してすぐに提出したという。 「妊婦なのに、やることが早いな」 サンインは笑う。 「ママだから、しっかり動かないと」 モレは冗談めかす。 サンインは、突然「ドゥレを探しにでかける」と言い出す。 モレは「本当なの?」と、驚く。 「正確に言えば、ヤツから訪ねてきた」と、ドゥレから送られてきた絵はがきを差し出す。 「ヤツに会いたい」 サンインは本音を漏らす。 そして、今度はモレに求婚する。 ドゥレを連れて来る前に、しっかりモレを捕まえておかないと、と。 「まだ離婚して数ヶ月よ」 と、モレは笑う。 「妊婦に求婚する男なんてそうそういないぞ。こんなかっこいいヤツ、ありがたく思え」 と、サンインは冗談めかすが、本気だ。 「考えておく」 モレは微笑む。 END |
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