ハピネス Happiness |
原題:幸福 행복(ヘンボク)<2007> |
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監督 | ホ・ジノ(許秦豪) |
<1998>八
月のクリスマス、 <2001>春の日は過ぎゆく、
<2004>20のアイデンティティ、 <2005>四月の雪、<2007>ハピネス、<2009>五感度 segment 2 <私、ここにいます。>、 <2009>きみに微笑む雨 |
出演 |
ファン・ジョンミン |
出演作品一覧 |
イム・スジョ ン |
<2002>ピ
アノを弾く大統領、<2003>箪
笥、<2003>アメノナカノ青空、<2005>サッ
ド・
ムービー、 |
【レビュー&ネタバレ】 |
2007年10月韓国公開。観客動員数は約120万人。 韓国の巨匠ホ・ジノ監督の四作目。 ホ・ジノ作品の中では最も万人に受け入れやすい作品かも。 商業的な映画に近づいております。 淡々とゆったりと流れる美しい時間を映像化したような独特な世界観が薄れ、 どこにでも溢れているような映画ですね。 ホ・ジノ ワールドは感じられません。 それでも、約120万人も動員しておりますので、こういったオーソドックスな恋愛モノというのは、 常に必要なのかもしれませんんね。新鮮味も面白みもないのですけれど。 クランクアップは随分前にしていたのに、なかなか公開されなかったのもわかるかも.... この手の映画はあまりにも有触れていて、コケる可能性が高そうよね。 ムン・ソリとキム・テウの<謝罪>はお蔵入りしてますし... 前半はわりと飽きない展開ですが、後半になるとダラダラと...... ラストに向けてホ・ジノ色になっていきます。 mocaはどういうわけか、ホ・ジノ作品を観ると途中で寝ちゃいます。 どういうわけか、ホ・ジノ作品だけ。 今回は大丈夫だと思っていたのに、後半の退屈さに寝ちゃいましたねぇ.... あはははは。 ある意味、ヒーリング効果。 ホ・ジノ作品といえば、あの淡々とした美しい世界だけでなく、 人間の本質を真っ向から描いたリアリティと言えるかもしれませんが、 この映画の題材である都会的な主人公が重病の田舎娘と恋をし、 女が重荷になり、都会での生活が恋しくなる..... なんてモノが、まーったく新鮮味がありませんことよ。 描いているものは、リアリティではありますが、人生の酸いも甘いも知っている方には いまさら.... という感じでしょうか。 それとも、自分を重ね合わせたりして、何かを感じるものなのでしょうか。 人間は、今ある幸せに気づくことができないものだし、 人間が、いかに愚かであるかを思い出させてくれる映画です。 この映画には、本当の幸せが詰まってます。 ロケが行われた全羅北道 長水郡 磻岩面(전라북도 장수군 번암면)の景色や 二人が暮らす古びた家にも、幸福を感じることでしょう。 都会で、酒を飲みタバコを吸い、女と遊び、すき放題の生活をしていた男ヨンスと、 肺を手術で切除し、40%しか残っておらず、息切れすれば死ぬかもしれない女ウニ。 ヨンスが自堕落な生活で肝硬変になり、療養生活を送るために行った田舎の療養所で二人は恋に落ちる。 肝硬変は重症であれば、余命1~3年程度の場合もありますが、 ヨンスはウニの懸命の看護で健康を取り戻し、 それと同時に、みすぼらしくて貧乏くさく、重病を抱えるウニが煩わしくなってしまう。 ヨンスをひどい男と責める人も多々いらっしゃるでしょうけれど、 これが人間というものではないでしょうか。 人は一人では生きていけないけれど、人間とはこんなものだから、 生きることは悲しい。 前作では、ソン・イェジンのベッドシーンに話題が集中しましたが、 今回もイム・スジョンのベッドシーンが話題に。 けど、なんでこんなのが話題になるんだぁーーーーー? ヤラセとしか思えない。 ど こが過激なベッドシーンなのでしょう? あれじゃ、べッドの上でのキスシーンです。 ↑の予告編で観られます。あれだけです。あれ以上はありません。 さて、主人公ファン・ジョンミンとイム・スジョン。 二人とも実力派ですから、観ていて安心できますわ。 ただ、イム・スジョンの自我がチラホラと見えて、イラっときますが。 映画はほぼこの二人しか出てこないようなもの。 他の出演者はおまけですね。 ファン・ジョンミンの元カノに、<M>のコン・ヒョジン(友情出演) ファン・ジョンミンの親友に、ドラマ<冬のソナタ>ヨングク、リュ・スンス(友情出演) 療養所の患者に、<クワイエット・ファミリー> のパク・イナン(特別出演) 療養所々長にに、ドラマ<エアシティ>の シン・シネ(特別出演) 療養所の患者に、<八月のクリスマス>のキム・ギチョン
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