うちの学校のET  Our School ET  
 原題: うちの学校のET 울학교 이티(ウラッキョ イティ)<2008>

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× × ×


頑 丈な筋肉で鍛えられた「特一級健康人」を自負するチョン・ソングン(キム・スロ)は、我が国最高の教育への情熱を誇るヨンムン高校の体育教師。
常に4次元アンテナをつき立て、学生たちの喧嘩の場を捜し出し、10万ウォンを賭けた喧嘩の審判に名乗りを上げる。

日が昇ればボールを蹴り、雨が降れば自習で持ちこたえた「ごくつぶし教師」生活10年の生活に、一生一代の危機が訪れる。よりいっそう激しさを増す入試戦 争を勝ち抜くために、体育教師をリストラし、代わりに英語の教師(ET)を採用しようとする学校側。

リ ストラ候補第一位であるソングンは、10年前に片想いの相手にひっついて取得した英語教師免許のことを思い出す。ソングンは、エイリアンのETではなく、 イングリッシュ・ティーチャーのETになるべきだ。ソングンの驚くべき職務変更、ミッション・イン・ポッシブルが始まる。


【予告編】
監督 パク・クァンチュン <1998>ソ ウル・カーディアンズ 退魔録、<2002>マド レーヌ、<2005>恋の潜伏捜査
<2008>う ちの学校のET

出演

キム・スロ

出演作品一覧
イ・ハヌィ 出演作品一覧

キム・ソンリョン

<1991>誰が竜の爪先を見たのか、<1992>森の中の部屋、<2007> 宮女 クンニョ、<2007>仮面
<2008>う ちの学校のET

ペク・ソンヒョン 出演作品一覧

パク・ボヨン(朴報営)

<2008>う ちの学校のET、<2008>超感覚カップル、<2008>過 速スキャンダル

イ・ミノ

<2008>カン・チョルジュン 公共の敵1-1、<2008>う ちの学校のET

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【レビュー&ネタバレ】
2008年9月、韓国公開。動員数は、約65万人。

その程度しか動員できなかったの?

と、不思議になってしまうほど、面白い!!!!!
なんで、ヒットしなかったんだ?

やはり、笑いのツボは人それぞれ.... って、ヤツでしょうかね。
そして、この映画は当初「コメディー色」が強かったそうですが、
それを監督が、「人間ドラマ重視」 として、作り変えたそうでございます。
それが、よかったのか、悪かったのか。
コメディーを観たかった人にとっては、どーも中途半端になってしまったのでは?
mocaとしては、笑えて、泣けて、最高のエンターテイメントだったんですけど.....

「人間ドラマ」に興味がない人にとっては、臭くて、つまんない映画。

そう感じてしまうかもしれません。

mocaのように、「義理、人情」に弱い方、「人間ドラマ」が大好きな方、そんな方におススメ。

伏線も先が読める、読める。
けど、それがボディーブローのようにじわじわ効いちゃう恐ろしさ。
わかっているのに、涙が止まらない。
くっさい三文芝居なのに、どっぷりハマちゃったもんだから、涙が、嗚呼............
試練を乗り越えたかと思えば、また試練.....
その繰り返し。
一筋縄ではいきません。
シナリオがしっかり練られております。
完成度は高し。
最語の最後まで、手を抜きません。
後は、スキズキ。好みの問題でしょうか。

泣けなくとも、少しは笑えると思うでよ。

最近のキム・スロ主演の映画は、キム・スロに頼りっきりの他力本願映画。
キム・スロだって、自分の持ち味を生かせる映画だからこそ輝けるわけで、
「このシナリオで笑わせてくれ」と、言われても....
という映画もあったことでしょう。

この映画は、キム・スロの演技力+人間性を最大限に引き出した映画でございます。
キム・スロらしさ全開でございます。




【チョン・ソングン】
(あだ名:ET=変人)
キム・スロ
【ハン・ソンイ】
クラス委員長
パク・ボヨン
【ペク・ジョング】
家出少年
ペク・ソンヒョン
【オ・サンフン】
金持ちのボンボン
イ・ミノ



【ウンシル】
貧乏家庭
ムン・チェウォン
【モクトン】
墨つぼ=まぬけ
キム・ギバン
【オク・ギホ】
PTA会長の息子
イ・チャノ
【チュ・ホシク校長】
妻は理事長
イ・ハヌィ
【チャ・スンニョン】
英語教師
キム・ヒョンボム
【パク・クンシム】
理事長
キム・ソンリョン
【教頭】
リストラ候補
イ・ヒョングォン
【チョン・ジングク】
ボクシングジム館長
パク・ジンテク

mocaのオススメは、パク・ボヨン!
2008年は、この映画を筆頭に、超感覚カップル、過速スキャンダル..... と、
3本もの映画に主要人物&主演で出演という快挙!
まさに、ひっぱりダコ。
写真で観た時には、その可愛さがわからなかったのよねぇ.....
「なんでこんな子が?」
と、思いましたが..... 映画を観てわかりましたわよ、この子の可愛らしさが。
美少女ともビミョーに違うけど、とにかく可愛くて引き込まれてしまうわ。
愛らしいというか、可愛いというか...
とにかく、目が離せない!

そして、mocaオススメのペク・ソンヒョン!(クォン・サンウの子役@天国の階段)
久しぶりに見てガッカリ........
こんな風に育っちゃったんだぁ......... (絶句)
馬面というか、V6のイノッチみたいというか..... 
mocaの期待していた美少年ではないのよぉぉぉぉぉ
まぁ、髪型がね、髪型も悪いわよ。似合わないものね。
けど、大丈夫かなぁ......... 期待通り育ってくれるかしら......................

花より男子のイ・ミノ。
なぜ、こんなにかっこ悪いのー!(というより、キモい)
これぢゃあ、まるで.... ココリコ田中......
髪型って、ほんと大事なのなのねぇ......
花より男子では、あんなオバちゃんパーマでも、かっこよかったのにねぇ?

その他、「スジョン兄@バリでの出来事」のキム・ヒョンボム。
ナイス・キャスティング!

というより、この映画、キャスティング勝ちのような気がしますね。
みな、ぴったりハマってます。
校長のイ・ハヌィ、理事長のキム・ソンリョンも、ハマリ役。
この夫婦のやりとりサイコー!チェゴ!!

そして、パク・ボヨンは「ウンシル」役でオーディションを受け、ソンイに抜擢されたそう。
監督、見る目ある!
パク・ボヨンはウンシルも演じられたかもしれないけれど、
ソンイ役はバク・ボヨンだからこそ、あれだけ輝いたのよー
まさに、ナイス・キャスティング!

キム・ソンリョンは、元ミス・コリアだけあって、40代なのに、この美しさ。
美しさと清楚さを持ちながらも、凶暴なキャラクターがハマるという、最高の女優だわね。
「副社長@ジュリエットの男」の演技は凄かった。



ワンシーンでも期待を裏切らないキム・ビョンオク씨(ウジンの部下@オールド・ボーイ)



ソングンの初恋の相手を奪ってしまった医師には、ハ・ ジョンウ!(喜)



ラストでは、私の名前はキム・サムスンの아빠(あっぱ)が登場!

今回のmocaの小ネタ。GO GO 70's でも触れましたが... ココにもいた!!
いったい、いくつ映画出てんでしょ。チョイ役のチョイ役よね、なのに、顔、覚えちゃったわよ.......



* * *

ネタバレしちゃいますので、ご注意を!

* * *


ここは江南(カンナム)、入試戦線の最前線。
その中でも、名門と呼ばれるヨンムン高校で、体育教師をするソングン(キム・スロ)
生徒たちからは「ET 【 ET → エイリアン → 変人 】」と呼ばれる変わり者。

ビリヤード場での生徒狩り。
家出少年の捕獲。
賄賂なんて、日常茶飯事。

だけどこれが.... アッツイ、アッツイ、熱血教師なのだ。

高校生に酒を出すようなビリヤード場はダメだ!
喧嘩はダメだ!
無駄に殴りあうから喧嘩なんだ、審判がいればそれは「格闘技だ!」と、勝手に審判を名乗り出る。
喧嘩っ早い家出少年ジョングが、自分が怪我させた相手の慰謝料のために父は家を売ったと、
今度喧嘩したら、路頭に迷うに違いない... だから、学校には行かない、と言えば、
「だからこそ高校へ行って、進学しろ!大学へ行って、就職して、稼げ」と。
スポーツ推薦で大学入学しろと、拳の強いジョングを、友達ジングクのボクシングジムへ連れて行く。
授業料は、ソングンが、毎週、酒と肉をジングクにおごるという約束で。
賄賂は、生活保護を受けている生徒の授業料や、家が遠い生徒のバス定期代などに充て、
貧乏なウンシルの母の市場で、いつも買い物をし、売り上げに協力していた。

そんな、誰よりも生徒想いの教師ソングン。
しかし学校は、「運動」しか能のないソングンをクビにし、英語教師を採用することを検討し始める。

だけどソングンは、校長の元教え子で.....
しかも、校長は昔、ソングンのような熱血体育教師で、ソングンはその教えを引き継いでいるわけで.....
ソングンが誰よりも生徒思いの教師であることを知っている校長は、
何としてもソングンを学校に残らせたい。
そこで思い出したのが、かつてソングンが「英語教師の教員免許」を取得していたということ、
校長の言葉で、ソングンもそのことを思い出す。
そこで始まった、ET(イングリッシュ・ティーチャー)転身へのミッション・イン・ポッシブル!
自ら「諦めない姿勢」を生徒に見せ、学ばせようと、ソングンは必死の努力を重ねる。
そこへ、英語教師チャ先生の妨害や、PTAからのクレームなど、様々な障害が立ち並ぶ。
1つ壁を越えれば、また次の難関が.....
そうするうちに、少しずつソングンが、生徒思いのよい教師だということが明らかになっていく。
「学校は人生指南の場ではなく、1点でも多く試験の点数を上げる勉強をして欲しい」
という生徒たちの心も、少しずつ変化を見せ始める。

その過程は、笑いあり、涙あり.....
先が読めすぎちゃうけど、愛さずにはいられない映画でございます。
校長の思いはソングンに引き継がれ、そしてやがてジョングへと、三代に渡って引き継がれていく。
感動を狙っているのはわかっているけれど、「エエ話やのぉ....」と、思わずにはいられない。





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