彼女を信じないでください  Don't Believe in Her Too Beautiful To Lie   
 原題:彼女を信じないでください  그녀를 믿지 마세요(クニョルル  ミッチ  マセヨ)<2004>

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彼女を信じないでください

かわいい容貌、純粋な微笑、流麗な話しぶり。100%完璧な美を自慢するヨン ジュ(キム・ハヌル)。 しかし、彼女の本性は、詐欺で刑務所に入ったタフガール。ヨンジュは、仮釈放の審査を卓越した演技力で軽く通過する。

出所するやいなや、ヨンジュは唯一の 血縁である姉への結婚祝いとして木工芸の雁を持って釜山行きの電車に乗る。

 一方、忠清道のヨンガン(龍江)村の薬剤師ヒチョル(カン・ドンウォン)は、恋人にプロポーズする指輪を持って釜山に行く途中、ヨン ジュと出会う。

最初の 出会いからヨンジュに痴漢に間違われて死ぬほど殴られ、指輪まで盗られたヒチョル。仮釈放中であるヨンジュは、泥棒と間違われると困るため、指輪を取り返 してあげようとするが、その最中に彼女のカバンとヒチョルの指輪が入れ替わってしまう。

なくしたカバンを取り戻すという一念でヨンガン村にやってきたヨンジュ。ヒチョルの家族たちは、指輪を持って現れたヨンジュをヒチョルの恋人と誤解して、 彼女は結局偽フィアンセを演じてしまう。

恋人にプロポーズもできず家へ戻ったヒチョルは、ヨンジュの思いがけない詐欺に怒るが、すでに一歩遅かった。ヒ チョルは、家族だけでなく村中の人々に純真な女性を捨てた破廉恥男といわれ、家から追い出される境遇となる。ヨンジュとヒチョル、真実と偽りの対決が本格 的に始まる。

日本公式サイト:http://www.kanoshin.com/

【予告編】

監督 ペ・ヒョンジュン <2004>彼 女を信じないで ください

出演

キ ム・ハヌル (金荷娜)

<1998>バ イ・ジュン~さらば愛しき人~、<2000>リ メンバー・ミー
<2002>同い年の家庭教師、<2004>氷雨、<2004>彼女を信じないでください
<2004>霊-リョン-、<2006>青春漫画~僕らの恋愛シナリオ~、 <2007>6年目の恋愛中
<2009>7級公務員、<2009>楽園- パラダイス

カン・ドン ウォン(姜棟元)

出演作品一覧

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【レビュー&ネタバレ】
笑いと涙の最高傑作!
mocaの一番好きな韓国映画<彼女を信じないでください>でございます!
大好きで何度も観た映画でございます。
韓国映画好きの方にはぜったいにオススメでございます。
韓国特有の<情>をたっぷりと堪能できますわ。

カン・ドンウォンが田舎の青年ヒチョルを演じるのだけれど、これが本当に田舎クサいのよ。
イケメンとは言いがたい容貌なんだけれど、純真で魅力溢れる青年になっているわ。
さすがカン・ドンウォンよね。
この映画を観終わった後には、ヒチョルに恋しているはず!
唐辛子を貪って涙を流すヒチョルがmocaは一番スキ。
どれだけ笑ったことか。
ヨンジュに陥れられ、家族から罵られるたびに見せる表情がもう最高!チェゴ

キム・ハヌルはmoca嫌いなのよ・・・
それでも、こんなに大好きな映画になったの。
ヨンジュ役がハ・ジウォンちゃんとかだったら・・・
永遠のNo.1に成り得たかも。

ラブコメだから、とにかく笑えるのだけれど、情もたっぷりなの。
ヨンジュは最初は気軽に「ヒチョルの婚約者です」と嘘をついたけれど、
ヒチョルの家族と暮らしているうちに、その情の深さに離れ難くなってしまうの・・・
ヒチョルの家族を守り、ヒチョルの家族を騙せず、消え去るヨンジュ・・・
ヨンジュがヒチョルの家族に愛を感じ始め、離れ難くなる気持ちはとってもわかるわ。

では、ちょっとくわしく。

詐欺罪で服役中のヨンジュは、天性のウソつきの才能をフルに発揮して仮釈放に成功。
たったひとりの家族である姉の結婚式に向かうために列車に乗り込んだが、
うとうとしていたヨンジュはふと目を開けると、見ず知らずの男がヨンジュの足の間を覗き込んでいた!
「この変態!」
男を蹴り飛ばすヨンジュの剣幕に、乗客たちも大騒ぎ。
ヨンガン(龍江)で薬局を営む薬剤師のヒチョルは、
恋人へのプロポーズに向かう 途中で婚約指輪を眺めていたとき、
列車が動き出して指輪が手から転がり落ち、ヨンジュの足元に転がってしまったのだ。
誤解が解けて一件落着と思いきや、 ヒチョルの指輪がスリに擦られるのをヨンジュは目撃する。
仮釈放中の自分が泥棒に間違われたら大変と、
列車を降り たスリの後を追い指輪を取り戻したはいいが、その間に列車が動き出してしまった。
列車の中には姉への結婚プレゼントが入ったバックが…

指輪をヒチョルに返し、バッグを取り戻そうと、ヨンガンへ向かったヨンジュ。
タクシー運転手のしつこい詮索にうんざりしたヨンジュは、「ヒチョルの婚約者です」と、嘘をついてしまう。
しかし、タクシー運転手はヒチョルの叔父だったのだ。
ヨンジュは、ヒ チョルの父親、妹のスミ、おばあちゃんや叔父さん、叔母さんたちに
事情を説明しようとしつつも、ウソはどんどん大きくなるばかり。

一方、恋人にプロポーズしに行ったヒチョルは、
肝心の指輪を失くしたことに気づき、彼女を怒らせてしまう。
父親 からすぐに家に帰れとの電話がかかってきて、わけもわからず家に戻ったヒチョル。
電車の中で自分を死ぬほど殴った女が、婚約者になりすまして居座っていることに驚愕する。
しかも、彼女を妊娠させて見捨てた血も涙もないサイテー男という汚名まできせられていた。
いくら根も葉もないウソだと主張しても、すべてが 裏目に出るばかり。
家族みんながヨンジュの味方になってしまい、ヒチョルの信用度は落ちるところまで堕ちてゆく。

아빠に責められるヒチョルがあまりにもおかしくて涙が出たわよ(笑)

最初はバッグを取り戻すための方便だったのに、事態は取り返しのつかない方向へ。
ヨ ンジュの言葉を信じ込んでいる善良な彼らを裏切りたくない、
そして彼らの温もりの中にもう少し浸っていたいという気持ちから、
ヨンジュは真実を打ち明けること ができなかった。
やがてその地方をあげての一大イベント、「Mr.唐辛子コンテスト」の日が近づいた。
優勝者のMr.唐辛子には高額の賞金が与えられるの だ。
ヨンジュは、ヒチョルを参加させるために猛特訓を開始。
そんな中、ヨンジュは純粋なヒチョルにだんだん惹かれていく。

この猛特訓がまたおかしくて仕方ないのよ・・・
カン・ドンウォン、めちゃめちゃ可愛いのー

さて、そろそろ結末よ。

ヨンジュの元へ、出所した刑務所仲間
ファスク(ミョン・ジヨン)とミョンジャ(キム・アロン)が訪ねてくる。
「Mr.唐辛子コンテスト」での、唐辛子の売上金に目をつけた二人は、
売上金をネコババし山分けしようと、ヨンジュに持ちかける。

「Mr.唐辛子コンテスト」当日。
何の芸のないヒチョルも、なんとか健闘するが、
ヨンジュたちが飛び入り参加し、手助けしたことを批判され、
唐辛子の食べ比べで勝負をつけるということになる。
死に物狂いで唐辛子を貪るヒチョルにライバルは圧倒され、ヒチョルは優勝する。

売上金をネコババしたファスク、ミョンジャ、ヨンジュは逃走しようとするが、
ミョンジャが指輪をネコババしたのを知ったヨンジュは、
自分の分け前もあげるから、指輪を返すよう嗜める。
ヨンジュの想いを察したファスクは、指輪を返すようミョンジャを諭し、立ち去る。

ヒチョルの友達で警官のヨンドゥクの元に、ヨンジュの身元が書かれたFAXが送られてくる。
ヨンジュが詐欺師だと知ったヨンドゥクは、「盗まれたものはないか?」と、ヒチョルに家にやってくる。
しかし、ヒチョルはヨンジュの素性をバラそうとするヨンドゥクを制止し、ヨンジュを逃がそうとする。
ヨンジュを追い出そうとしていると勘違いされ、家族に責められるヒチョルを見たヨンジュは、
「皆さんを失望させるのが怖くて、本当のことが言えませんでした」
と、涙ながらに真実を告白する。
ヨンジュが仮出所の身であると知ったヒチョルの父は、落胆する。

ヨンジュが去ったヒチョルの家では、皆がヨンジュを恋しがっていた。
ヨンジュは、ソウルのレストランでウェイトレスをしていた。
ある日の帰り道、ヒチョルが現れる。

お前のせいで、俺が家族からどう思われているのか知ってるか?
俺とお前は長い間付き合っていたけど、お前が刑務所に入ったせいで、
他の女に乗り換えた薄情者扱いさ

話の途中でごめんなさい・・・
↑このセリフめちゃめちゃスキ。笑ったわー
なぜそーなっちゃうのー(笑)
で、mocaと同じようにヨンジュも笑っちゃうわよね。
で、そんなヨンジュに、「거짓말이 아니예요.(コジンマリ アニエヨ:嘘じゃないよ)
と言うヒチョルの表情と声がまた可愛くてスキなのー

나, 영주씨 좋아요. (ナ ヨンジュッシ チョアヨ:俺、ヨンジュさんが好きだよ)
という、ヒチョルの言葉に揺れるヨンジュだが、断固として信じない。
「信じなくてもいいから、ヨンガンに来てくれ。君がいなくなって寂しがっている人も多い」
ヒチョルの言葉に涙ぐむヨンジュを抱きしめるヒチョル。
そこへ泥棒が通りかかり、ヒチョルのポケットから財布を盗んで行く。
「やだ、泥棒!」
と、泥棒を追いかけるヨンジュ。
しかし、ヒチョルは少しもたじろがない。
「俺たちのこの瞬間を邪魔されるくらいなら、あんなハシタ金くれてやる」
と、上ずった声でヨンジュを制止するヒチョル。
泥棒はヒチョルの友達で、友達が仕組んだ演出だった。
いつか妹のスミに話して聞かせた<嘘>の二人の馴れ初めのように、
「俺たち、こんな風に始めてみないか?」
と、ヒチョルはヨンジュに問う。

というわけで、二人はヒチョルの友達たちに囃し立てられながら、
並木道を歩いていく・・・というところで終わりです。

「俺たち、こんな風に始めてみないか?」とヒチョルに言われた時の
キム・ハヌル(の「チっ」っていう笑い)が大嫌い!

このラストはスキだわー
あの1万ウォンを賭けるのがいいわよね。
ヒチョルに「スキだ」と言われ、「私の勝ちね、1万ウォンちょうだい」って。
ほんとはその言葉を信じたいのよね。
けど、信じるのが怖いから・・・






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